日本代表の親善試合よりACL準決勝に注目!とセルジオ越後 「TVの地上波で生中継しないのは本当にもったいない」

日本代表の親善試合よりACL準決勝に注目!とセルジオ越後 「TVの地上波で生中継しないのは本当にもったいない」

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  • 更新日:2017/10/23
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浦和ファンは埼玉スタジアムを満員に埋めて、後押ししてほしいと語るセルジオ越後氏

よく引き分けに持ち込んだ。限りなく勝利に近い、素晴らしい結果だよ。

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の第1戦(9月27日)、浦和はアウェーで上海上港と戦い、1-1で引き分けた。

戦前の予想どおり、強力な外国人選手を擁(よう)する上海が序盤から攻勢をかけ、前半15分にはフッキのミドルシュートで先制。Jリーグではなかなかお目にかかれない強烈な一発だった。

でも、そこで浦和の選手たちが慌てなかったのがよかった。前半27分、きれいな形から柏木が同点ゴールを決めると、その後はGKの西川をはじめ全員が体を張ったプレーを見せて、引き分けに持ち込んだ。最後まで集中力が切れなかった。

この試合、浦和は上海をしっかりとリスペクトして、チャンレンジャーとして臨んでいたね。例えば槙野がフッキにマンマークでつき、青木がオスカルを見て、さらに長澤と柏木が相手のボランチをしっかりとケア。攻撃的なサッカーをする上海上港のよさを消し、少ないチャンスをモノにした。相手がどこであろうと、自分たちのサッカーをやり通すペトロビッチ前監督時代とは明らかに異なるサッカー。それがいい結果につながった。

僕は第1戦は負けてもアウェーゴールを奪って1-2、2-3なら悪くないと思っていたから、1-1の引き分けという結果は上出来だよ。

とはいえ、油断は禁物。まだ何も決まったわけじゃない。アウェーゴールを奪ったとはいえ、相手の攻撃力を考えれば、ホームの第2戦(10月18日)では失点も覚悟しなければいけない。上海は第1戦で出場停止だった主力の3人も戻ってくる。

お互いに失点はしたくないから、最初は慎重で重苦しい展開になると思うけど、徐々に上海が仕掛けてくるはず。浦和はホームとはいえ、第1戦同様に粘り強く守って、カウンターを狙えばいい。チャンスは多くつくれないかもしれないけど、上海も失点の多いチーム。どこかで必ずビッグチャンスが訪れる。それを攻撃陣がしっかり決められるかどうか。

個人的に期待しているのは興梠(こうろき)、ラファエル・シルバ、ズラタンのFW3人。興梠はDFラインの裏など相手守備陣の隙を突くのがうまいよね。Jリーグ得点ランキング1位の実力を見せてほしい。ラファエル・シルバは個での突破、ズラタンは高さと経験、それぞれの持ち味を発揮することを期待している。特にズラタンは今季、途中出場のほうが多いけど、W杯(2010年南アフリカW杯)で得点を決めたこともある選手。こういう大舞台で何かをやってくれる予感がする。また、上海もそうだけど、“助っ人”が違いを生み出せれば、おのずと結果はついてくる。

いずれにしても、第2戦はスリリングな試合になる。10月6日、10日と日本代表の親善試合が行なわれたけど、相手の質、試合の重要性を考えれば、断然こっちが注目だ。TVの地上波で生中継をしないなら本当にもったいない。サッカーファンならこの試合の価値がわかるだろうし、もちろん、浦和のファンは埼玉スタジアムを満員に埋めて、後押ししてほしい。

最近のACLでは、2013年に柏が、2015年にG大阪が、共に準決勝で中国の広州恒大に敗れている。中国勢の勢いは認めざるをえないけど、ぜひ浦和にはその壁を乗り越えてほしい。

(構成/渡辺達也)

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