ホークス千賀10勝 育成出身初の2年連続

ホークス千賀10勝 育成出身初の2年連続

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/08/13
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先発し7回無失点で今季10勝目を挙げた千賀

かつての育成選手は本当に頼もしい投手になった。千賀滉大投手(24)が7回で9三振を奪って、被安打5で無失点。お得意さまの日本ハムに今季6戦6勝で、育成選手出身では史上初めて2年連続の2桁勝利に到達した。ホークスは6月29日の日本ハム戦以来、今季2回目の「1-0」勝利。3連勝で貯金は今季最多の「32」だ。2位楽天もしぶといけど、投手陣が踏ん張るタカはしっかりと首位を守った。

■1-0で3連勝

走者を残してマウンドを降りるわけにいかなかった。1点のリードを盾に、スコアボードに「0」を並べて迎えた7回、2死から市川、中島に連打を許した。マウンドに佐藤投手コーチが駆け付けたが、すぐ心配を打ち消した。「行きます」。西川を全て変化球で追い込み、5球目に宝刀のフォーク。二ゴロで切り抜け、ようやく表情を緩めた。

「むちゃくちゃ良くも悪くもなかったけど、ゼロで抑えられてよかった」

5月9日のオリックス戦以来の2桁奪三振とはならなかったがレアード、大谷をそれぞれ2三振に仕留めるなど9K。育成選手出身初の2年連続2桁勝利を達成だ。「僕のことをよく分かっている。締めるところは締めてくれる」。やはり育成出身の捕手甲斐をねぎらった。さらに日本ハム戦は今季6戦6勝。ホークスでは2005年の杉内(現巨人)が楽天に7勝して以来の同一球団6勝以上だ。

意地を見せたかった。前回登板の5日の西武戦は95球で7回1失点に抑えたが、両脚がつるアクシデントもあり救援陣に後を託した。だが、6点のリードを8、9回で追い付かれ、自身の白星が消えた。延長でチームは勝ったが、ほろ苦さが残った。

その夜は、投手陣の決起集会だった。ここに来て先発陣が長いイニングを投げられず、1日のオリックス戦で延長12回サヨナラ負けした後には、サファテが先発陣に「早く降板すると、救援陣にツケが回る」とカツを入れた。先発、中継ぎがそれぞれ意見を言い合う中、千賀に対し「おまえが7回で降りるのが悪い」というオチになったという。

宴席の話ではある。だが13年には中継ぎでフル回転した千賀は、その言葉を胸に刻む。「このままでは最後まで持たない」。岩崎の52試合を筆頭に登板数リーグ5傑に3人が入る状況を憂う。「則本さん、岸さん(ともに楽天)や雄星さん(西武)は、黙っていても7回まで投げる。自分もそうならないといけない」。ライバル球団のエースのたたずまいを意識するのは、育成からはい上がり、日の丸を背負うまでになった右腕の自覚の表れだ。

チームは3連勝で今季最多の貯金32。11日に返り咲いた首位の座は、8月初のホーム戦で手放さなかった。千賀の次回登板は19日、楽天との直接対決の予定。再び意地を見せる。 (鎌田真一郎)

=2017/08/13付 西日本スポーツ=

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