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スパルタ塾しか知らない筆者が個別指導塾を見学して感じたこと
[PR]東京個別指導学院
2019/01/11

学習塾といえば、机と椅子が並び一斉に授業を受けるという印象しかない筆者。そんな筆者が中学時代に通っていた塾は、成績が悪いと夜遅くまで残されるスパルタ塾だった。

最近では、筆者にはあまり馴染みのない個別指導塾が増えてきているという。個別と聞くと学校の授業をフォローする補習塾のイメージがあるが実際はどうなのだろうか。

そこで今回、ユニークなシステムを採用している塾に話を聞いたところ、筆者の個別指導塾に対するイメージが180度変わった。

生徒をやる気にさせるマッチングシステム

話を聞いたのは東京個別指導学院・三軒茶屋教室の田島光貴教室長。

東京個別指導学院では、生徒のやる気を引き出すしくみの1つとして、生徒と講師のマッチングに力を入れている。講師のほとんどは大学生だが、徹底した研修を行い、教え方もテキスト選定もカリキュラム作成も講師が責任を持って行っているという。

大学生講師に任せて大丈夫なの?と思ってしまうが、話を聞いて驚いたのは講師の意識の高さ。生徒に「勉強は楽しい」という成功体験を与え「学習の動機付け」をするため、1人ひとりに合わせた指導を講師自らが考えているのだ。

なぜこれほど意識の高い講師が多いのか、田島教室長にその理由を聞いた。

—生徒と講師のマッチングシステムとは?

まずは1ヶ月ほどの間に3〜5人の講師の授業を受けてもらい、その中から自分に合う講師をお子さま自身に選んでもらうというシステムを採用しています。※1

—最初の数人の講師はどのように選ぶんですか?

目指している目標に合うかどうかはもちろんですが、入塾前の面談でお子さまのキャラクターや趣味などをヒアリングし、おとなしいお子さまなら会話を引き出すのがうまい講師をマッチングしようとか、お子さまと同じ趣味を持つ講師をマッチングしようとか、主に”人間性”を重視して選んでいます。

—目標だけではなく人間性重視のマッチングは意外ですね

学力をつけることも大事ですが、“楽しく勉強した”ということを成功体験として経験してもらいたいんです。

自分から塾に行きたいというお子さまは、なかなかいないと思います。中には塾の先生は怖いというイメージを持っている方もいると思うので、一緒に勉強したいと思える講師のもとで楽しく授業を受けてもらいたいという想いがあります。

—教え方は講師におまかせしていると聞いたのですが

東京個別指導学院では、基本としている指導方針があり、指導方法は研修などを通して身につけていきます。ただ、画一的な教え方でお子さまの成績が上がれば問題ないのですが、そうではないですよね。いくら教え方が上手でも、お子さま1人ひとりに合った動機付けができないと成績は上がらないと思います。

例えば、授業時間の中で60分は集中して授業をし、残りの時間は少し軽めの演習をしたり、雑談を交えたり、お子さまの学力や性格に合わせて学習することの動機付けをする。お子さまに一番近い講師にだからこそできる授業があると思っています。

勉強の仕組みというより、その塾がお子さまにとって「がんばりたい」と思える環境であることが一番大切だと思うので、そのためにお子さまに合った教え方による動機付けを大切にしています。

—テキストも講師が選んでいるんですか?

教え方と一緒で、お子さまの目標や学力に合うテキストがあります。

お子さま1人ひとりにオリジナルのカリキュラムを講師が作成するのですが、その際に授業で使うテキストも講師が考え、ご提案しているんです。

例えば、小学生のこの子だとカラーの問題集にするとやる気が出る、この中学校ならこのテキスト、この高校ならこのテキスト、というようにこれまで教室や講師たちが培ってきたテキストのノウハウがあり、それを基にお子さまに合わせたテキストを選ぶようにしています。

—教え方もカリキュラムもテキストも講師が主導で考えているんですね。なぜこんなに講師の意識が高いんでしょうか?

やはりマッチングシステムだと思います。自分を選んでくれたお子さまだから、なんとかしてあげたい! という気持ちになりますよね。

テストの点数が上がると、家に帰る前に講師に見せにきてくれるお子さまもいますし、そういう出会いと信頼関係が講師にもお子さまにもいい影響を与えていると思います。

保護者さまからも「先生との出会いでうちの子が家で勉強するようになりました」といったお言葉をいただくことがあるので、それも講師のモチベーションのひとつになっていると思います。

まとめ

教え方もカリキュラムもテキストも講師たちが中心となって考え、実践している個別指導塾はなかなかないだろう。

そして、講師の意識が高い理由、それは東京個別指導学院独自のマッチングシステムにあった。生徒に選んでもらったという責任感と授業を通して築く信頼関係が、生徒だけでなく講師を”やる気”にさせていたのだ。

いい意味で塾らしくないアットホームな教室

最後に教室の様子や授業の様子も見学させてもらったが、アットホームな雰囲気の中、生徒たちは講師と楽しそうに勉強していた。

当初抱いていた「個別指導塾=補習塾」というイメージはなく、独自のシステムと質の高い講師で生徒のやる気を引き出すことに注力した塾だった。

もし筆者が子どものころ東京個別指導学院に通っていたら、勉強を好きになれていただろう。自分の子どもはここに通わせようと本気で感じた。

塾選びに迷っている方は、一度近所の教室を見学し教室長の話を聞いてみてはいかがだろうか。
筆者は意識の高い講師が気になるので、もう少し東京個別指導学院への取材を続けてみようと思う。

※1.各教室の講師の在籍状況によって異なります。