今やタレント並みの人気を誇るまでになった「ユーチューバー」。子供たちの将来の夢ランキングでは上位にランクインするほどの人気ぶりだ。
そして気になるのがその収入。世界で最も稼ぐユーチューバーの年収は約17億円とも言われ注目を集めるユーチューバーだが、今筆者が熱い視線を送る職業、それが「プロゲーマー」だ。
海外では1億2億は当たり前!?
プロゲーマーとはゲーム大会の賞金などで生計を立てている人たちのこと。トッププレイヤーになると賞金だけで年収1億を稼ぐとも言われている。それにスポンサー料なども含めるとその収入は2億を超えることも。
日本でもゲームをスポーツと見立てた「eスポーツ」が盛り上がり、プロゲーマーの人気や収入はうなぎのぼりだという。
そこで日本のプロゲーマーってどうなの？
ということでプロゲーミングチーム「DetonatioN Gaming」を運営している代表の梅崎伸幸氏（以下、梅崎氏）に話を聞いた。
日本はトッププレイヤーでも年収700万？
ー：プロゲーマーのチームということですが、現在何名ぐらいの選手が所属しているのですか？
梅崎氏：50名ほどの選手が所属しています。プロといってもうちは3つのランクに分けています。①ゲームだけで生活ができるトップ選手、②月数万円の報酬を得ている選手、③まだ報酬を得られるほどではないが将来に向けてPCなどのデバイス提供をしている育成選手の3種です。その中でもトップ選手は14、5名ほどです。
ー：選手の給料はどれほどですか？
梅崎氏：年収で言うとトップ中のトップ選手だと700万円ほどですが、だいたい200万〜350万円ぐらいの選手が多いですね。そのほかにイベント出演費などもあります。
チームでの売り上げは1億超え
—：チームの運営費や選手への給料はどのようにまかなっているのですか？
梅崎氏：スポンサー費、イベント出演費、プロモーション費、他関連グッズなどで売り上げを立てています。今年度の売り上げは1億円を超えました。
スポンサーは現在12社でPCやマウスだけでなく、ゲーム用のメガネなどスポンサーがいます。
海外の大会賞金は最大で20億？
—：海外ではとんでもない額の賞金を耳にしますが。
梅崎氏：そうですね。海外では「League of Legends（以下、LoL）」や「Dota2」といういわゆる「MOBA」というゲームジャンルで高額の賞金がみられます。LoLだと総額で4億円ぐらい。Dota2にいたっては20億円を超えています。
【ちょっと解説】次世代ゲームジャンル「MOBA」とは？
梅崎氏の話にあった「LoL」や「Dota2」はいずれも「MOBA」というジャンルに分類されるゲーム。
「MOBA」とは「Multiplayer Online Battle Arena（マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ）」を略したもので、複数のプレイヤーが二つのチームに分かれて戦い、相手の拠点を先に制圧した方が勝ちというオンラインゲームのこと。
今、プロゲーマー達の獲得賞金ランキングの上位を占めるのもこのMOBAのプレイヤーだ。
今後、日本でもMOBAが大ブレーク!?
梅崎氏：スポーツって見ていても楽しいしプレイしていても楽しいものじゃないですか？その点、MOBAはチームでプレイするゲームなので友達と一緒にも楽しめますし、見ていても楽しめるゲームだと思うんです。
日本でも高額賞金はあり得る？
—：今後日本でも高額賞金の大会が開催されるのでしょうか？
梅崎氏：現在の日本では様々な面から難しいと思います。まずはプレイヤー数を増やすことが大事です。プロアマ問わずプレイ人口が増えればビジネスとして成り立ちますから、高額賞金の大会が生まれる可能性はあると思いますよ。
—：日本でのMOBAプレイヤー数を増やすために必要なことはなんですか？
梅崎氏：コミュニティを育てることが大事だと思います。MOBAは一人でプレイしてもつまらないので、イベント、学校やSNSのオフ会などそういうコミュニティに力を入れないと普及が難しいと思います。
MOBAブレークのカギ それが「スマホ」
梅崎氏：今後の成長のカギになってくると言われているのが「スマホ」です。スマホに対応したMOBAタイトルがドンドン出てくるだろうと言われています。
梅崎氏：日本はスマホゲームだけで8千億以上の市場規模がありますからね。
―：スマホかあ。日本でもブレークしそうですね。
MOBAブレークの起爆剤として注目しているアプリは？
梅崎氏の言う通り、スマホでプレイするMOBAは日本での人気の起爆剤になると思われる。
そこで筆者が密かに期待を寄せるMOBAがある。それがあの「ゾイド」を題材としたMOBA「ZOIDS FIELD OF REBELLION ゾイド フィールド・オブ・リベリオン」だ。
「MOBAというと海外の難しいゲームというイメージも強いが男の子が子供の頃に慣れ親しんだキャラクターで遊べるMOBAはブレークの起爆剤、MOBAの登竜門的な存在になるかも」と梅埼氏は言う。
まずは「MOBA」をプレイしよう。
MOBAにちょっとでも興味がわいた、という人には先ほど紹介した「ZOIDS FIELD OF REBELLION ゾイド フィールド・オブ・リベリオン」をぜひオススメしたい。
現在、事前登録を受け付け中。あのゾイドを自由自在に操作できるためファンの期待も高く登録者数はすでに20万人を超えている。
これから日本にやってくるMOBA人気の波に乗り遅れないためにも、気になる人は事前登録しておこう！
