
エンゼルスで偉業を重ねた大谷(ロイター=USA TODAY Sports)
エンゼルスの大谷翔平投手(29)に2018年のデビュー時から密着してきたオレンジカウンティー・レジスター紙でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者が18日(日本時間19日)、大谷が今オフFAになることを受け、「エンゼルスのユニホームでの最後の試合は終わったかもしれない」として、「大谷翔平のエンゼルスでのキャリアハイライトトップ10」(WBCを除く)を発表した。
1位には「忘れられない最初のイニング」と題して、メジャー4年目で初のリアル二刀流で臨んだ2021年4月4日のホワイトソックス戦の初回を選んだ。
「初回、大谷は球速100マイル(約160・9キロ)以上の球を3球投げた。その裏、打球速度115マイル(約185キロ)の本塁打を放ち、球史に残る素晴らしい21年の幕開けとともに満場一致のア・リーグMVPを受賞した」
2位は「マウンドでの支配力」を見せたメジャーデビュー1週目だ。18年4月1日の敵地アスレチックス戦で投手デビューを白星で飾り、同3日から3試合連続で本塁打を放った上、2度目の先発マウンドに上がった同8日の本拠地アスレチックス戦は7回一死まで完全投球。「あのパフォーマンスこそが二刀流の可能性を球界に示したものだった」と指摘した。
3位は今年7月27日の「デトロイト(タイガース)でのダブルヘッダー」だった。第1試合に1安打でメジャー初完投初完封し、第2試合はDHで出場し、2本塁打した。
4位は6月に敵地アーリントンでの4連戦で4本塁打、8打点と爆発した「レンジャーズ戦での快走」だ。
5位は22年5月5日の敵地レッドソックス戦。7回無失点、11奪三振と過去最高の登板を「電撃的なフェンウェイ」と評した。
6位は18年9月5日の「テキサスでの集中」。右ヒジのトミー・ジョン手術が勧告された後、敵地レンジャーズ戦で2本の本塁打を含む4打数4安打3打点だった。
7位は22年6月のロイヤルズ戦だ。21日に2本の3ランを放ち8打点を記録し、翌22日は8回を投げ無失点で13奪三振だった。「背中合わせの輝き(2戦連続での輝き)」と絶賛。
8位は「大谷のオールスターゲーム」だ。21年のオールスター戦ではホームランダービーに出場し、史上初の投打二刀流で「1番・投手兼DH」で先発に名を連ねた。
9位は21年7月9日、敵地マリナーズ戦でアッパーデッキに放った463フィート(約141・1メートル)の特大弾「シアトルでの一撃」を選んだ。
10位は19年6月13日の敵地レイズ戦で達成した「セントピーターズバーグでのサイクル(安打)」。日本選手で初の偉業達成だった。
来季以降は名場面をどのユニホームで見せてくれるのか。
東スポWEB