お茶がクレヨンに変身!?破棄茶葉を再利用したお茶の新しいお茶の楽しみ方が話題

お茶がクレヨンに変身!?破棄茶葉を再利用したお茶の新しいお茶の楽しみ方が話題

  • @DIME
  • 更新日:2022/09/23

■茂木雅世のお茶でchill out!

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「飲むだけがお茶の楽しみ方じゃないのかもね」
そんなことを言いたくなってしまう程、美しくて、ワクワクする「お茶からうまれたアイテム」が話題となっています。

捨てられるはずだったものを活用し、新しい何かに生まれ変わらせるアップサイクル商品。最近では、洋服や雑貨などにとどまらず、廃棄される野菜の皮やヘタなどをおいしく食べられるようにアップグレードした食品なども登場しているそう。

もちろんお茶の世界にも、その流れは到来中で、お茶の魅力が“飲む”という形を超え、全く新しいものとして感じられると注目されています。

昔から当たり前のように私達の暮らしの中にある“お茶”というものが、想像を超える形で活用され、スポットライトを浴びている様子を見ると、なぜこんなにもワクワクするのでしょう。

お茶の色を体験できる。お茶からうまれた「お茶クレヨン」

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お茶クレヨン:税込み2750円

お茶を飲む時には“お茶の色味が良くわかるような茶器を選ぶ”という人は意外と多いのではないでしょうか。濃い緑色、黄金色、黄緑…と種類などによって、様々な色合いを楽しむことが出来るので、「水色(すいしょく)を愛でる瞬間も大切なお茶の時間」と感じます。

そんな美しいお茶のいろを、クレヨンという形で楽しむことができるその名も「お茶クレヨン」が誕生以来、注目を集めています。

滋賀県にある老舗茶屋・丸安茶業株式会社と金沢の大学生達、そして生産者支援を行う企業の3社によるコラボでうまれたお茶クレヨン。

製茶や加工するときに出てしまうという廃棄茶葉を使用してつくられており、さらには「お茶の生産者が減って、放棄されてしまう茶畑が増えている」という深刻な問題をより多くの人に知ってもらいたいという想いも込められているのだそう。

お茶の色って一色じゃないんだ

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見ているだけでお茶の香りがぷわ~と漂ってきそうなフレッシュな“5色のお茶のいろ”は、茶師8段の前野安治氏が監修したもの。お茶の色の美しさにクレヨンを通して改めて気づかされます。

「朝宮 煎茶」「土山・かぶせ茶」というように、使用した茶葉の産地と茶種があえてそのまま色の名前として付けられているところも、産地に興味を持つきっかけになるのではないかと推しポイントです。

お茶の葉からうまれた美しいマグカップ

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マグカップ:税込み4180円(通常販売価格)

お茶の美しさを全く新しい視点で感じられるアイテムといえば、京都の老舗茶舗「福寿園」が展開するNeedle to Leafというブランドの「お茶の葉からうまれたマグカップ」も忘れられない存在です。

パッと見た感じは、上品な色合いのころんとしたかわいらしいマグカップなのですが、実は、陶磁器の表面を覆うガラス質の膜=「釉薬」がお茶の葉によってつくられているというとんでもなく贅沢な一品なのです。

実は、陶芸の世界においては、様々な植物を燃やし、作り出した灰を使って釉薬を作るという方法は古くから行われているのだとか。このプロジェクトのために、長年、灰釉のスペシャリストとして活躍する大日窯の竹村繁男氏が、茶葉の灰を一から研究し、つくりあげたといいます。

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使われているお茶の葉は、大きすぎる部分や塊になっている部分、細かすぎる部分など、おいしいお茶をつくるために、どうしても取り除く必要がある部分のお茶。これまでは農家さんの肥料などに活用していたそうですが、より美しいものに生まれ変わらせたいという想いからこのプロジェクトがスタート。

お茶の配合によって器の色が変わる為、何度も試作を重ねたそうですが、そうして完成させた3種の色合いはどれも上品であたたかな色合いばかり。まさにお茶の持つやさしさとあたたかさ、しなやかさが全て器にうつしだされているように感じました。

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「飲むお茶」としては商品化されなかったお茶も、様々な人達の想いと、アイデア、技術などが合わさることで、素敵なものにうまれかわる。

そんな体験をする度に、すっかり見慣れたお茶という存在にもまだまだ知らなかった魅力があったのかと再発見することが出来て、新鮮な気持ちになります。

飲んでほっとするお茶は、形が変わったとしても、傍に置いておくだけで、癒しの存在。
飲むだけにとどまらない、新しいお茶の楽しみ方。今後も広がっていきそうです。

お茶クレヨン
https://oumi-maruyasu.shop/products/お茶クレヨン

Needle to Leaf
https://shop.needle-to-leaf.com/※9月下旬より販売予定

「茂木雅世のお茶でchill out!」連載一覧

【著者プロフィール】
茂木雅世 もき まさよ

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煎茶道 東阿部流師範・ラジオDJ
2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまう活動を開始。現在ではお茶にまつわるモノ・コトの発信、企画を中心にお茶“漬け”の毎日を過ごしている。お茶×音楽ユニットYuge〻のメンバーとしても活動中。
趣味は暮らしの中に取り入れやすいサステナブルアイテムを探求することとバスケ観戦。
Instagram:https://www.instagram.com/moki98per/
Twitter:https://twitter.com/ocharock

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