“半沢直樹”堺雅人、ブレない芯の強さで魅了! 最終回は“笠松”児嶋一哉がキーマン

“半沢直樹”堺雅人、ブレない芯の強さで魅了! 最終回は“笠松”児嶋一哉がキーマン

  • マイナビニュース
  • 更新日:2020/09/27
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●堺雅人の圧倒的な熱量と芝居のうまさ

児嶋一哉、『半沢直樹』出演「親孝行に」 特殊な役作り明かす「実は手探り」

いよいよ本日27日に最終回を迎えるTBS系日曜劇場『半沢直樹』(毎週日曜21:00~)。第9話では、自身のバンカーとしての指針となっていた中野渡頭取(北大路欣也)、共闘した大和田取締役(香川照之)が、政府の巨悪・箕部幹事長(柄本明)の軍門に下り、半沢直樹(堺雅人)が3人に対して「1000倍返し」を宣言するところで物語は終わった。

前シリーズから合計して19話放送されたが、どんな相手を前にしても、一貫してバンカーとしてのプライドがブレない半沢。振り返ってみると、同じ大学で同期入行の渡真利忍(及川光博)をはじめ、半沢のひたむきな思いに影響され、これまで数多くの人間が半沢の味方となってきた。

半沢を演じるのは堺雅人。原作者の池井戸潤氏は、映像化の話がある前から「もし半沢を演じるなら、堺さんがピッタリだと思っていた」と話していたが、本シリーズの大きな成功の要因に、半沢の芯の強さを堺がけれんみなく表現していることが挙げられるだろう。

堺と言えば、早稲田大学在学中から劇団に参加し、舞台を中心に俳優業を行っていたが、映像の世界にも進出すると、NHK大河ドラマ『新選組!』では山南敬助を、映画『クライマーズ・ハイ』では佐山達哉記者を、『その夜の侍』では妻をひき逃げ事故で亡くした中村健一など、一見まったく違うキャラクターを演じながらも、心の奥に宿る芯の強さを見事に表現していた。

半沢の魅力は、ブレない芯の強さだろう。新シリーズで、部下の森山雅弘(賀来賢人)から、自身の“信念”について聞かれた半沢は「正しいことを正しいと言えること」「世の中の常識と組織の常識を一致させること」「ひたむきに働いたものがきちんと評価されること」と答える。

さらに「仕事は客のためにすること、ひいては世の中のためにすること」と説くと、「いまだけではない未来を見据えるんだ。大事なのは感謝と恩返し。その二つを忘れた未来はただの独りよがりの絵空事だ。これまでの出会いと出来ごとに感謝し、その恩返しのつもりで仕事をする。そうすれば必ず明るい未来が開けるはずだ」と持論を展開する。

ある意味で説教じみた発言であり、言う人によっては“絵空事”に聞こえてしまうような言葉だ。それをしっかりと地に足がついたセリフにしているのが、堺の圧倒的な熱量と芝居のうまさだろう。

常識的に考えれば、一介の銀行員が、日本政府を牛耳るような大物政治家に勝負を挑んでも勝てるわけがない。しかし、こうした堺=半沢に周囲は動かされ、次々と半沢の味方になっていくのだ。

●視聴者を惹きつける笠松の不気味さ

衝撃の土下座“未遂”で終わった第9話。中野渡頭取のまさかの裏切り(!?)で窮地に立たされた半沢。そんななか「1000倍返し」のキーマンになってきそうなのが、党の広告塔として担ぎ上げられたが、“お飾り”とコケにされまくっている白井亜希子大臣と、秘書の笠松茂樹だ。

笠松を演じるのは、お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉。シュールなコントで人気を博していたが、キャラクターになりきる演技力にはもともと定評があった。

芝居の仕事に携わるようになったのは、先日、第77回ベネチア国際映画祭で『スパイの妻』が銀獅子賞(監督賞)に輝いた名匠・黒沢清監督の映画『トウキョウソナタ』(2008年)。この作品で、児嶋は偏屈な小学校教師・小林を好演。その後も、黒沢監督と『散歩する侵略者』で再タッグを組むと、吉田大八監督、園子温監督、三島有紀子監督といった映画界で高い評価を受ける監督の作品に次々と出演。俳優としても実績を重ねてきた。

ちなみに、『トウキョウソナタ』には、大和田役の香川照之、智美役の井川遥も出演していた。

第9話までの笠松は、白井大臣と箕部幹事長の秘書として、黙々と業務をこなす場面が描かれているが、その表情からはまったくと言っていいほど感情が見えてこない。本人曰く原作に登場しないキャラクターなので、半沢にとっていい奴なのか悪い奴なのか自身でも分かっていないなかでの芝居だったというが、だからこそ視聴者は、笠松の不気味さに惹かれる。

第8話の放送が延期になった際の生放送で、演出を務める福澤克雄氏は、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』での演技(児嶋は『ノーサイド・ゲーム』に出演していないので、『ルーズヴェルト・ゲーム』の間違いだと思われるが……)が素晴らしく本作に起用したと話していたが、同時に物語のカギを握る人物として最終回のキーマンになると語っていた。

どんな形で物語に絡むのかは分からないが、以前の回では、半沢のバンカーとしての才能を認めるようなセリフもあり、最後まで笠松の行動からは目が離せない。

(C)TBS

磯部正和

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