マイナンバーカードのマイナポイントが、第三者に付与されるミスがあったと熊本市が発表しました。個人情報の流出はなかったとのことです。
【写真を見る】「本来は市民が受け取るべきポイントが職員に」熊本市でマイナポイントの誤付与
中央区役所市民部 江藤徳幸 部長「申し訳ございませんでした」
熊本市によりますと今年1月、中央区役所を訪れた市民が、マイナポイントの手続きを試みましたが、スマートフォンがうまく動きませんでした。
そのため、この場にいた60代の会計年度任用職員が、自分のスマホを貸して手続きをしたところ、本来は市民が受け取るべきポイントが、職員に与えられてしまいました。
3月になり、この市民から「ポイントが付与されていない」と問い合わせがあり発覚、対応した職員も気付いていませんでした。
熊本市は、本来受け取るべき約2万円分のポイントを現金で賠償し、職員からも同じ額が市に弁済されたとのことです。
熊本市では、職員が自分のスマホを使い対応することを禁止していましたが、この職員は「混雑して市民が長時間待つことがあり、これまでに10回ほど、自分のスマホを見せて操作方法を教えた」と話しているということです。