
ベンチのDeNA・三浦大輔監督=バンテリンドームナゴヤ(撮影・松永渉平)
(セ・リーグ、中日2−4DeNA、14回戦、DeNA11勝2敗1分、5日、バンテリンD)貯金街道へ突き進む。後半開幕カードとなった広島戦(横浜)で2連勝を飾ったDeNAは三回、2死一、二塁から楠本が左前適時打を放って先制した。
「前の打席で犠打を失敗してしまったので何としても取り返すんだという思いで打席に向かいました。先制点を挙げることができてよかったです」
1―0の五回には神里が放った左翼への飛球をレビーラが目測を誤り、三塁打。続く嶺井が左前適時打で加点。六回は佐野、牧の連続安打で無死二、三塁。宮崎が中越えの2点二塁打で畳みかけた。
この日、セ・リーグの追加日程が発表。今季は新型コロナウイルスによる影響を受けるなど14試合が中止。12球団で最も消化試合数の少ないDeNAは、計12試合が追加された。9月は当初組まれていた9連戦の後、中1日を空けて16―25日まで10連戦。30日間で27試合こなす過密日程となった。
三浦監督は「予想していました。われわれは日程通りやるだけ。もちろん、選手のコンディショニングはしっかりやらないといけないと思っている。与えられた日程で何とか戦っていくしかない」と泰然自若の姿勢を貫く。
7月28日には楽天から森原をトレードで獲得し、同30日には平良と宮城を育成から支配下登録するなど、選手契約・譲渡可能期限となっていた同31日の直前に投手陣に厚みを持たせたDeNA。3連勝で勝率も5割に。戦力充実が上位浮上へのさらなる後押しとなる。(横山尚杜)