「副業」を希望する人の、50%以上が答えた「実行に移せない」理由

「副業」を希望する人の、50%以上が答えた「実行に移せない」理由

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2020/10/18
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新型コロナウイルスの影響もあり、いまビジネスパーソンの間で、「副業」への関心が高まっている。

大手人材系企業のエン・ジャパン株式会社が、同社の総合転職支援サービス『エン転職』ユーザーに行なったアンケートによると、回答者6000人あまりのうち、49%が副業を希望したという。いまや「2人に1人が副業を希望する」時代なのだ。
*参考:6000人が回答!「副業」実態調査(『エン転職』ユーザー6325人が回答)

上記アンケート結果を詳しく見ていくと、ビジネスパーソンが副業を希望する理由や、実際に副業を行なう上で不安に思うハードルが見えてきた。

副業は「失業したときの保険」

前述のように、エン・ジャパン株式会社のユーザーへのアンケートにおいて、「現在、副業を希望していますか?」との問に、49%が「希望している」(非常に希望している:24%、やや希望している:25%)と回答した。

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出所:エン・ジャパン株式会社

昨年の調査よりも8ポイントアップしているが、これには新型コロナウイルス感染拡大の影響もありそうだ。

副業の希望理由は2年連続、「収入を増やしたい」(88%)が最多だが、 「失業したときの保険」との回答も22%あり、昨年より8ポイント増加している。

総務省が今月2日に発表した労働力調査によれば、8月の完全失業率(季節調整値)は3.0%で、完全失業者数は206万人にも上る。コロナ禍以前よりも将来の不安を感じる人が増えるのは当然かもしれない。

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出所:エン・ジャパン株式会社

「コロナでも仕事がある」会社もある

もっとも、新型コロナウイルスの影響は、人によって差がある。

同アンケートの「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、副業への意欲は高まりましたか?」という問いへの回答から、それぞれが置かれた状況が見えてくる。

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出所:エン・ジャパン株式会社

「副業への意欲が高まった」と回答した人のコメント

・オンラインで出来る仕事の幅が広がり、それを有効利用できる可能性が高くなったため。(23歳男性)

・景気が悪くなったときにボーナスに大きく響くので、いざと言うときの貯蓄用に副業をしておきたい気持ちが強くなった。(25歳女性)

「変わらない」と回答した人のコメント

・収入が増えることに興味はあるが、会社がコロナの影響をどちらかと言うと良い意味で受けている為、給金面で下がるようなことは無かったので。(23歳男性)

・コロナ禍でも変わらず仕事があるから。(25歳女性)

「副業への意欲が下がった」と回答した人のコメント

・コロナ前までは副業も考えていたが、コロナのせいで本業さえも安定しないため。(28歳女性)

・毎日感染者の数が増え続けている現状を考えると、副業などの選択肢を考えられない。(33歳男性)

業種や職種によっては、テレワークや巣ごもりの需要に応えることで、「変わらず仕事がある」のも事実。

いっぽうで、副業を考える余裕すらなくなるくらい、本業にダメージを受けている人もいるようだ。

いくつもハードルはあるが…

2人に1人が副業に興味があると言っても、いざ実行に移すにあたり、いくつかハードルが出てくるもの。そもそも、エン・ジャパン株式会社のアンケートでは、副業を容認する勤め先は27%に留まっている。

同時に、「副業をする上で不安に感じる点を教えてください。」という問いに対しての回答から、心理的なハードルも浮かび上がった。

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出所:エン・ジャパン株式会社

第1位は「手続きや税⾦の処理が⾯倒」(52%)、第2位は「本業に支障が出そう」、第3位は「過重労働で体調を崩しそう」(36%)、そして第4位に「収入につながるのか」(33%)という根本的な不安も上がっている。

たしかに会社勤めだと確定申告とは普通縁遠いから、半数以上の人がそう答えるのもわかる。また副業を始めると、本業を含めたタイムマネジメントも重要になるし、アフィリエイトなど、すぐには大きな収入になりづらい副業もあるだろう。

だからといって、ズルズル先延ばしにするのももったいない。同アンケートでは、副業を行なうことで、

・同世代の人と会話したり、美意識が高まった。(30歳女性)

・勉強をする時間が増えたことで、顧客との会話の幅がひろがった。収入不安が少し解消されたことでポジティブに生活ができている。(33歳男性)

・副業をすることで、色んな職種を経験することにより視野が広がった。また両立をする計画性や効率術を身に付けられ、結果的にスキルアップに繋がりました。(28歳女性)

など、収入面以外でのメリットを挙げるコメントも見られた。副業で得られるものは思いの外、多いのだ。

いきなり本格的に手をつけるのは大変だろうが、新型コロナで社会のあり方が変わりつつあるこの時期に、副業をスモール・スタートしてみてはいかがだろうか?

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