新ネタ発表3か月で完コピの偽物誕生「僕のコピーが中国に5人生まれて」世界的イリュージョニストHARA マジックの権利に関するジレンマとは

新ネタ発表3か月で完コピの偽物誕生「僕のコピーが中国に5人生まれて」世界的イリュージョニストHARA マジックの権利に関するジレンマとは

  • ガジェット通信
  • 更新日:2021/02/21
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先日、たまたま『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)を見ていたら、独学で世界的イリュージョニストになったHARA(原大樹)さんが出演されていて、「すごい人だな~」と感心していたら、数日後に奇遇にもインタビューの機会をいただいたので、話を聞いてきました。

奈良県の最寄りのコンビニまで車で1時間かかる田舎町、十津川村で生まれ、幼少の頃より独学でマジックを修得したHARAさん。

2009年アメリカラスベガスにて開催された世界大会 World Magic Seminar Teens contestにて日本人初のグランプリを受賞。世界的に有名なマジックの殿堂ハリウッドマジックキャッスルにて開催されたFuture Stars Weekに日本人初出演。米国の人気オーディション番組Americas got talentに出演。最先端テクノロジーとマジックの融合作品”IBUKI”を披露し、アメリカ、アジア、中米、ヨーロッパ、アフリカ等、世界30か国以上のTV/ショーにゲスト出演しています。

特にプロジェクションマッピングを使用した”IBUKI”は世界で絶賛され、そのVTRを見てHARAさんを知った、という人も多いのでは? 筆者も当時とても印象に残ったことを覚えています。

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世界中を周りショーを披露しているという、まさに世界的イリュージョニストのHARAさんですが、イリュージョニストってどうやったらなれるのでしょうか?

イリュージョニストってお金がかかりそう……スポンサーがついてるの?

――皆さんマジシャンはなんとなくイメージができると思うんですけど、イリュージョニストって仕掛けの規模が大きいので、どうやったらなれるんだろう?と疑問に思っています。HARAさんは特に師匠についたりせずに独学でマジックを習得されたということで、不思議です。

HARA:イリュージョンはやっぱり披露するマジックの規模感は大きいですよね。でも、みんな最初は小さなマジックから始めていって、僕も元々やっていたのはクローズアップマジックといって、テーブル上で披露するものでした。でも、どんどん見てくださるお客様の数が増えていくと、手元だけの細かなマジックだと見えなくなってくるんです。

そういった中で海外で1万人くらい入る大きなショーに出演する機会があったときに、この人達に届けられるのは大掛かりなイリュージョンしかないな、と思って、気付いたらイリュージョニストになっていたという感じですね(笑)。お客さんが増えていくのに比例して、自分のパフォーマンスも大きくなっていきました。

――少し下世話なお話になるんですけど、大会で優勝するとスポンサーみたいなものがついてくれたりするんですか?

HARA:そんな感じでもないです(笑)。

――イリュージョニストってすごくお金がかかりそうだな、と思って。

HARA:そうなんですよ。だから、常に稼いで、またそれで次のマジックを作るみたいな、大きくお金が入ってきても大きく投資をする世界なので、好きじゃないとやれないですね。

――スポンサーがついてお金をだして、道具など作ってくれるとかあるのかな?と思っていました。

HARA:そういう場合もあったりするんですけど、でも本当に自分が好きなように作ろうと思ったら全部自分でやるほうがいいので。一番自分のやりたいものを作ろうと思うと、結局自分でお金を出すような形になってきます。

――HARAさんは、幼少期から石を削ったり手作りでマジック道具を自作していて、体の切断マジックなども最初はダンボールで作り上げたりしたんですよね。

HARA:今でも何でも手作りしますし、まずはダンボールとかを使って試作品を作ってみます。イリュージョンの道具ってその現象が5秒くらいしかないのに価格が1千万円とかするようなものがいっぱいあるんです(笑)。とにかくまずアイデアがひらめいたら、自分で手作りでプロトタイプを作ってみて、そこからできそうだなと思ったら発注したり作っていったりという繰り返しです。

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海外に自分のコピーマジシャンが多発!? 権利関係はどうなってるの?

――若くしてアメリカの大会で優勝されていますが、やはりアメリカに行ったほうがいいのですか?

HARA:やっぱりマジックの本場はラスベガスなので。ラスベガスってすごく小さな街なんですけど、世界からプロのマジシャンが500人移り住んでいるんです。ちょっとスーパーマーケットに買い物に行ったら「あ、あいつだ」みたいな(笑)。さらに世界中のマジシャンが集まってくる、マジシャン激戦区で。競争もすごくて、新ネタが出来て披露すると、すぐにスパイみたいな感じでネタを盗もうと客席に一般人として変装してショーを観に来るようなマジシャンもいっぱい居ます。

今はインターネットが広まったので、僕が新作を発表すると2か月後くらいに中国で完コピしてるマジシャンがいたりしてビックリしますね! 名前もHARAって名前でやってたりして(笑)。

――影武者みたいな(笑)。

HARA:アメリカの大きな番組に出た3か月後くらいに、僕のコピーが中国に5人生まれて、格安のギャラでやっているらしくて(笑)。僕は中国に行っていないのに、「お前、先週あのイベントに出てたな」とか言われて動画を見せてもらったら、全然知らない人が必死に”IBUKI”のプロジェクションマッピングの映像を使ったりしてやっていて。

――そこまで!? すごい!

HARA:でも最後に鳥に変身するところは解明できなかったみたいで、みんなやれずにいるみたいなんですけど(笑)、それはビックリしました。去年、その勝手に作ったプロジェクションマッピングのCG素材も販売している人がいたり(笑)。逆にあの人達すごいなと思いますね。

――オリジナルのマジックはHARAさんご自身で開発されていますが、権利的な登録はされないんですか?

HARA:僕もいくつか特許を取っているマジックはあるんですけど、残念ながら今は特許を取ってしまうと誰でも検索できるんですよ。ネットで検索すると無料で特許シートが見えてしまうので、特許を取ることによって世界にネタバラシをすることになってしまうんです。そこのジレンマがあって。

――なるほど。

HARA:最初のうちは、世界中に自分のコピーが生まれる話を聞いてなんとかできないかな、と思ったんですけど、今はもうどんどん新しいものを作っていって、どんどんコピーしてくれ、みたいな感覚でやっています(笑)。

――これは絶対に真似できないだろう!みたいな。

HARA:でも有り難いのが、偽物のイリュージョニスト・HARAたちのおかげで、「本物を呼ぼう」みたいな、ちゃんとしている方々は本物を呼んでくれるので、良い宣伝になりつつあります(笑)。今は、僕がその偽物の人達にちゃんと教えて、弟子じゃないですけど、僕が海外に行けないときに行ってくれるようになったらいいな、と思っていますね(笑)。

――心広い!

HARA:特に今回のコロナ禍でなかなか国境を越えて海外に行くことができないので、その現地国のHARAがショーをやってくれたらいいなと思います(笑)。

――今までのマジックは手作りで作れるようなアナログな道具が多かったと思いますが、プロジェクションマッピングはご自身で手作りするのは難しいのでは?

HARA:最初は自分で作ろうと思って本とか買って調べたんですけど、無理だな、と思って。CGを作るのって思っている以上にとてつもない時間がかかるので、今はチームを組んで、色々な海外のクリエイターの方たちで分担作業で作ってもらっています。

――HARAさんが、今まで世界で見てきて一番驚いたマジックや、今一番見て欲しいイリュージョニストはどなたですか?

HARA:それはやっぱり僕ですかね(笑)! あとは、もう亡くなってしまったんですけど、インドに伝説のイリュージョニストの方がいて、何もない路上でやるんですけど、路上でずっと口から鉄の球を出し続けるというマジックをやる方がいて(笑)。その映像が世界で出回ったりしているんですけど、本当に空っぽの口の中をお客さんに懐中電灯とかで調べさせた状態で、テニスボールくらいのサイズの鉄の玉がいっぱい出てくるんですよ。それは未だにどうやっているかわからないし、謎ですね。

あと、これまたインドに伝説のヒンズーロープというマジックがあって。麻で出来たロープを壺の中に入れて、笛を吹くと蛇のようにロープが上に伸びてきて、だんだん天高く登って行って、そのロープを少年が登っていって雲の上まで行って消えちゃうってイリュージョンなんですけど。そういう、インドにはまだ謎がたくさん残っているので、海外に行けるようになったらインドに行ってこようかな、と思っています。

――今後、どんな展開やマジックをやりたいですか?

HARA:宇宙に行って、宇宙空間でイリュージョニストとして初めてショーを行いたいなと考えています。宇宙から地球にいる子どもたちに向けて衛星中継で映像を繋いでマジックを見せることが出来たら、夢があるんじゃないかなと思って。もう1つは、宇宙に行ったときの宇宙から見た地球の美しさをイリュージョンで表現して、世界の人たちに届けられたらいいなと思っています。

――今後の活躍も楽しみにしています!

そんなHARAさんの新たな挑戦となる遠隔操作でマジックを実現する!?“非接触型マジック”ショー、体感型マジック『CONNECT‐コネクト‐』を2月22日まで渋谷で開催中(※3月にアーカイブ上映あり)。さらに、2月22日はリモートライブ配信もされるので、自宅で世界的イリュージョニストのマジックを見ることができます!

しかも、チケット価格は渋谷の会場は3000円と1000円、リモートライブ配信は500円と超破格! 会場での参加型企画となっているので、ぜひ体験してみてください。

イベントの詳細はコチラの記事をご確認ください↓
どういうこと? “離れたところにいる人の手の中でマジックを起こす”遠隔&非接触型マジックを生み出す世界的イリュージョニストHARA「奇跡の瞬間を体感して」https://getnews.jp/archives/2944461

また、HARAさんにいくつかマジックを見せていただきました! 誰でも簡単にできるマジックも教えてもらったので、ぜひ動画をご覧ください!

動画:世界的イリュージョニスト・HARAさんにマジックを教えてもらった

https://youtu.be/nxxmnskV0dw[リンク]

イベント開催概要

HARA 体感型マジック『CONNECT‐コネクト‐』
本番:
2月19日(金)19時時開演
2月20日(土)14時開演/17時開演
2月21日(日)14時開演/17時開演
2月22日(月)19時開演(この公演をリモートライブ配信します)

アーカイブ上映:
3月8日(月)19時開演
3月9日(火)19時開演
3月10日(水)19時開演
3月11日(木)19時開演

場所・金額:公演会場:渋谷キャスト スペース 3000円
ライブ配信上映会場:ヒカリエホールA 1000円
リモートライブ配信500円
アーカイブ上映会場@渋谷キャスト スペース 500円
本番尺:40分~45分予定
主催:文化庁、東急株式会社 制作:アミューズ 技術協力:富士通株式会社

チケット販売サイト:「カンフェティ」https://www.confetti-web.com/HARA

※3歳以上は有料。2歳以下は保護者1名につき1名お膝の上で鑑賞可。但しお席が必要な場合は有料になります。
本公演は、コロナ禍の最中においても文化芸術活動を持続させ収益力を強化することを目的に、多拠点をつなぎ4K映像配信による新しい鑑賞環境を構築する実証実験の一環として、文化庁の委託に基づき実施いたします。
よって、緊急事態宣言が発出された状況ではありますが、公演会場、ライブ配信上映会場、アーカイブ上映会場では検温やアルコール消毒、ソーシャルディスタンスを確保した席数配置、20時までにご退館いただく時間設定等、細心の配慮をもって運営を行います。会場にご来場されるお客様におかれましては、以下のお願いをご確認いただきますようお願いいたします。

◆ご来場のお客様へのお願い
<下記のお客様はご来場をお控えください>
・ご来場前にご自身での検温をお願いします。37.5℃以上発熱のほか、下記の症状を自覚される方はご来場をお控えいただきますようお願いいたします。
「発熱、咳、呼吸困難、全身の倦怠感、のどの痛み、鼻水・鼻づまり、味覚・嗅覚の異常、目の痛みや結膜の充血、頭痛、関節痛・筋肉痛、下痢、吐き気・嘔吐の症状」
・ご来場の14日以内に、同居家族や職場、学校など身近に新型コロナウイルス感染症の感染者もしくは感染の可能性がある方がいらっしゃるお客様

<下記の事項のご協力をお願い申し上げます>
・会場では常時マスクをご着用いただきますようお願いいたします。
マスクを着用されていない方は、ご入場をお断りさせていただきます。
・入場時に、非接触型体温計による検温を行います。
検知結果によってはあらためて体温測定をさせていただき、37.5℃以上の方はご入場をお断りいたしますので、あらかじめご了承ください。
・入場時に手指のアルコール消毒にご協力ください。
・上演中の発声ならびに上演中以外でも、会場内での会話はお控えくださいますようお願いいたします。
・新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のインストールを推奨いたします。
今後の新型コロナウイルスの感染状況や、政府または東京都の方針等によって変更となる場合がございます。

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