広瀬アリス、2022年は「自分の中でとても大事な1年」 主演ドラマ『失恋めし』を語る

広瀬アリス、2022年は「自分の中でとても大事な1年」 主演ドラマ『失恋めし』を語る

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  • 更新日:2022/01/15
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広瀬アリス(撮影:池村隆司)

広瀬アリスが主演を務めるドラマ『失恋めし』が1月14日からAmazonプライム・ビデオにて配信中だ。木丸みさきの同名コミックエッセイを原案に、『てっぱん』(NHK総合)の今井雅子が脚本を手がけ、『勝手にふるえてろ』の大九明子が監督を担当した本作。主演の広瀬は、イラストレーターの主人公キミマルミキを演じている。広瀬自身、「お芝居していてとても心地よかった」と語る本作の撮影時のエピソードや、自身の演技について話を聞いた。

参考:広瀬アリスと門脇麦が失恋トーク&サバの味噌煮を堪能 『失恋めし』本編映像公開

■『失恋めし』は背中をポンと押してくれるようなドラマ

ーー『失恋めし』の撮影は2021年の夏頃に行われたそうですが、振り返ってみていかがですか?

広瀬アリス(以下、広瀬):レギュラーキャストが少ない現場は初めてかもしれないというぐらい、毎日いろんなゲストの方々と共演させていただきました(笑)。

ーー初共演の方もかなり多そうですよね。

広瀬:そうですね。結構多かったです。井之脇海さんとは、同じ作品に出たことはあったんですけど、そのときは全く絡みがなかったので。臼田あさ美さんも、ちゃんと向き合ってお芝居をするのは今回が初めてでした。ゲストの方もたくさんいらっしゃるので、本当にはじめましての方が多かったかもしれません。

ーー第1話から門脇麦さんが登場するのには驚きました。

広瀬:本当にそうですよね。すごいインパクトだと思います。麦ちゃんとは、私が20歳のときに『佐知とマユ』(NHK総合)という作品でご一緒させていただいたんですが、それも女の子2人のお話だったんです。結構2人芝居が多かったので、当時のことを思い出しました。懐かしいなと。

ーーお会いするのも久々だったんですか?

広瀬:久しぶりでした。ただ、私もクランクイン初日でめちゃくちゃ緊張していたので、お昼ご飯に2人でサバの味噌煮をがっつり食べて、休憩時間は寝ていました(笑)。一緒にご飯を食べると会話も弾むので、ご飯を食べることの良さを実感しました。

ーーネタバレになってしまうので詳細は控えますが、林遣都さんの登場の仕方も面白かったです。

広瀬:最高じゃないですか? 「まさかこんな形で出るとは!」と(笑)。遣都先輩とは、私が18歳のときにご一緒させていただいたんですけど、私が20歳になったときに一番最初に「おめでとう!」って祝ってくれたのが遣都先輩で。すごく大好きな先輩なんです。だから、またこうやってご一緒できてよかったです。とはいえ共演シーンはちょこっとしかなかったので、またどこかでがっつり一緒にお芝居ができたらなと思います。

ーーご飯を食べる様子やリアクションなどは素に近い部分もあったんですか?

広瀬:一応、ミキとしてお芝居しているつもりだったんですけど、本番で自分が実際にやってしまったミスとかも、監督が「オッケーです。そのまま使います」みたいな感じでおっしゃってくださって。だから、ちょっとコミカルな感じになっちゃっているところはあるかもしれません(笑)。

ーー具体的にどういうミスをされたんですか?

広瀬:お店を探すシーンで、本気で道を間違えたりとか(笑)。左に行かなきゃいけないのに、間違えて右に行って、「あっ!」って言って、また左に戻る、みたいな。ただの間違いなんですけど、「今のでいいです」みたいな感じでした(笑)。あと、風が吹きすぎていて、ずっと髪の毛を触りながらセリフを言っていたりとか……。監督がそういう自然なところを撮ってくださったのはすごく印象的でした。一回で撮ってくださるので、こちらとしてもすごく気持ちが良くて、嬉しかったです。

ーー現場の“生”感が作品にも反映されているわけですね。

広瀬:そうですね。それに私自身、お芝居をする上で、事前に固めていくことはまず基本的にないんです。固めていってしまうと、監督から何か言われたときに、変えられなくなってしまうので。割と緩くというか、チューニングできる余白は残しておきます。

ーーなるほど。大九明子監督の演出で他に印象的だったことはありますか?

広瀬:繊細なシーンをずっと長回しで撮ってくださるのがすごくやりやすかったです。特に女性の心情に寄り添ったシーン。女性って、年齢関係なく、上がったり下がったりが多いと思うんですけど、その感情の切り取り方がすごく上手いというか。最初はキャッキャしているんだけど、ふとしたことで嫌なこととかを思い出して、「はぁ……」ってセンチメンタルになる。そういうシーンを一連で撮ってくださるのはすごくありがたかったです。あと、とにかく食べ物をめちゃくちゃおいしそうに撮る!(笑)。

ーー確かにそれは思いました(笑)。食べるシーンも寄りの画が結構多かったですよね。

広瀬:多かったです! 食べるシーンもそうですし、何か叫んでいるシーンとか(笑)。人間っぽいときが結構アップだったりしました。寄りの画と引きの画のメリハリで、ずっと気持ちよく観ることができるなと思いました。

ーー食べるシーンもかなり豪快にいかれていましたよね。

広瀬:カットがかかるまで豪快にいくぞと思ってやるんですけど、なかなかすぐにカットがかからないっていう(笑)。しかも2リットルの水を一気飲みしたりするので、なかなか2回目ができなかったりするんですよ。だから1回1回に全てを賭ける気持ちで臨みました。

ーーグルメドラマは様々な作品が作られていますが、広瀬さんが思う『失恋めし』ならではの魅力を教えてください。

広瀬:ご飯を食べているときって、「おいしい」とか「幸せ」と思える瞬間だと思うんです。それって、失恋とか不幸なこととは一番遠い瞬間だと思っていて。その2つの要素が絡み合った作品ということで、“人生を変えてくれた”というような大きい話というよりは、「明日もうちょっと頑張れるかも」と背中をポンと押してくれるようなドラマになっています。いろいろ思い出しながらも、「やっぱりおいしいっていいね」「おいしいって幸せだよね」と、心が温まっていただけると嬉しいです。

■「2022年は、自分の中でもとても大事な1年」

ーー2021年は『知ってるワイフ』(フジテレビ系)や『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)、『秘密の花園』など大活躍でしたが、振り返ってみていかがですか?

広瀬:すごくありがたいことなんですけど、シンプルに疲れました(笑)。本当に一瞬でしたね。「あれ!? ついこの前まで夏じゃなかったっけ?」という感覚でいつの間にか12月になっていたので……。時の流れが早すぎますね。

ーー見ない日はないくらい映画やテレビに出演されていましたが、ご自身の中で成長や進歩を実感することはありましたか?

広瀬:それはまったくないです。感覚はずっと一緒で、10年前とそんなに大きく変わっていないというか。やっぱり台本を読むのが毎回楽しみで、どういう作品で、どういうストーリーで、どう話が進んでいくのかーー。昔からそういう楽しむ姿勢で台本を読んでいたりするので、自分の中では何かが変わっているとは思わないんです。プライベートでちゃんと運動しなきゃとか、そういう反省点はありますけど(笑)。

ーーとはいえ、与えられるポジションもヒロインだったり主演だったりが増えてきますよね。

広瀬:本当にありがたいことに……。あとは年齢的にも、やっぱり学生の役はなくなりましたし、今までは新人の役とかも多かったですけど、そういう役も次第になくなってきました。逆に、役の幅が広がったなというのはものすごく実感します。

ーー2022年は先日映画化が発表された『劇場版ラジエーションハウス』の公開も控えていますが、広瀬さんにとってどんな1年になりそうですか?

広瀬:2022年は、自分の中でもとても大事な1年だと思っていて。なので、いかに全力で、120%で1年を過ごせるか。私自身も楽しみです。全然違うイメージの広瀬アリスをお見せすることができる1年になると思うので、ぜひ楽しみにしていただければ嬉しいです。(取材・文=宮川翔)

宮川翔

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