
障害のある子もない子も一緒に遊べる「インクルーシブ遊具」が設置された広場が、神奈川県平塚市の公園に19日オープンした。
インクルーシブ遊具は、障害のある子もない子も一緒に遊べる遊具のことで、平塚市総合公園内の広場に8基設置され、19日オープンした。
すべり台がついた遊具には、車椅子のまま登れるようにスロープが設置されている。ブランコは「障がい児にとって、身体を揺らすことができる遊具はとても楽しいもの」との意見から、障がいの程度などに応じて利用できるように、ハーネスがついたものや寝転んでも乗ることができるものなど3種類が設置された。
この広場は、市の職員が「健常者も障害者も一緒にいることが当たり前の世界を作り出すきっかけとなる場所をつくりたい」と提案したことがきっかけで、障害者の団体などと意見交換を重ね、4年かけて完成した。整備には市の予算に加え、クラウドファンディングも活用している。
広場の名前はネーミングライツによる公募で決まり、収入は維持管理に充てられる。
市によると、インクルーシブ遊具が公園に設置されたのは神奈川県内では2例目で、今後、すべての子どもが楽しく遊べるように専門のスタッフを配置するという。(ANNニュース)