阪神の植田海内野手(27)、島田海吏外野手(27)、熊谷敬宥内野手(28)が21日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨んだ。植田は現状維持の1800万円、島田は現状維持の3000万円、熊谷も現状維持の1750万円(いずれも金額は推定)でサインした。

契約更改を終え報道陣の質問に答える植田(撮影・大森 寛明)
植田は28試合出場で4盗塁、9得点。島田は101試合出場で7盗塁。熊谷は26試合出場で3盗塁、7得点。代走のスペシャリストとして、終盤の勝負どころで起用され、厳しい相手のマークの中での盗塁、走塁が試合の流れを変え、ファンも「神走塁」と称えた戦力。岡田監督も信頼を寄せる快足トリオが心機一転、連覇への貢献を誓った。
植田は「試合もあまり出れなかったので悔しい気持ちの方が強い。自分の役割をしっかり果たせるように準備したい」とプロ10年目となる来季に意欲。外野の守備固めにも起用されたが、打率・145に終わった島田は「今年は悔しい1年。オフも休んでいる暇はない。バットをしっかり振って、覚悟を持っていきたい」と無休のオフを決意した。熊谷も「開幕前にケガをして、不完全燃焼の1年だった。来年は新たな自分を見つけたい」と進化に挑戦する。