美容注射によるアレルギーで顔が変形した女性「まるでエレファント・マンのようだった」(スコットランド)

美容注射によるアレルギーで顔が変形した女性「まるでエレファント・マンのようだった」(スコットランド)

  • Techinsight
  • 更新日:2021/01/12
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美容サロンやクリニックで受けた施術による健康被害は今もあとを絶たない。スコットランドのある女性は美容サロンで顔に美容注射を勧められたところ、まるで別人のような顔にされてしまったという。彼女は現在、施術したサロンを訴え、調査を進めているようだ。『Daily Record』『Daily Star』などが伝えている。

このほどスコットランド在住のサラ・ギブソンさん(Sara Gibson、46)が、美容サロンを相手取って訴訟を起こしていることが『Daily Record』で伝えられ、注目を集めている。

サラさんは2019年にバーウィックシャーにある「ニーシャ・イングリス・エステティック(Neisha Inglis Aesthetics)」で美容注射をしたところ、顔が大きく腫れてしまったという。

それまでサラさんは美容に関してあまり気にかけていなかったが、自分の会社を立ち上げる前に同サロンを訪れ、唇へのフィラー注入、その他3か所のボトックス注射に400ポンド(約5万6000円)を払って施術を受けた。

この時、エステティシャンは口の周りのシワを目立たなくするための美容注射を勧めており、サラさんはそれを受けることにした。しかしその注射は強い痛みを感じ、サラさんは終わった後に鏡で自分の顔を確認したが、なんとなく見た目に違和感があったそうだ。

その数日後、顔が腫れ始め美容注射を打ったあたりに固いしこりのようなものができていることに気づいた。この時サラさんの顔は両方の頰が大きく角張ったように腫れ、まるで別人のようになってしまった。彼女はすぐに同サロンに向かい、症状を確認してもらうことにした。

エステティシャンからは「アレルギー反応を起こしている。フィラーを溶解するためにヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)を注入する必要がある」と言われ、サラさんはヒアルロニダーゼを注入することとなった。予後を心配したサラさんは救急外来を訪れて更に治療を受けたところ、のちに形成外科医を紹介されたという。

当時のことをサラさんは次のように語っている。

「あの時はとても気分が優れなくて、正直死んでしまうんじゃないかと思いました。その時の私の顔はエレファント・マンのようだったんです。」

「医師は私の顔がコンクリートのように固いしこりがあったため、それを切除する必要があると話していました。それで私に形成外科医を紹介してくれたんです。」

サラさんはその後、専門医のもとで治療を受け、完全に治療が終わるまで10週間ほど費やしたとのことだ。サラさんは同サロンに払い戻しを請求したところ、同サロン側はサラさんのFacebookをブロックしたという。

さらに同サロンについて、ずさんな経営体制が分かってきた。同サロンがサラさんに注入したものは、皮膚科の専門医のみが使用を許されている「LSF Pharma Ltd」社のブリスソフト(Bliss Soft)、ブリスダーム(Bliss Derm)という製品だった。

この製品を販売している同社では「(本製品で)治療を行うには特定の技術を必要とするため、トレーニングを受けた専門医だけが施術を行うことが可能です」と話している。また同社は「顧客リストに問題の同サロンは含まれていない」とも明かした。

またサラさんは治療を施してくれた専門医から「フィラーなどを溶解するためのヒアルロニダーゼは、人によってはアナフィラキシーショックを引き起こし、死を招く危険性がある」と言われたそうだ。

なおスコットランドでは、一部の美容外科医によって「ヒアルロニダーゼは医師によって処方、調剤されるべきだ」と主張する声があがっている。

画像は『Daily Star 2021年1月10日付「Mum’s agony as £400 cosmetic injection left her looking like ‘the Elephant man’」(Image: Collect)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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