
「鉛筆削りが無い!」折り畳みナイフで削る小学校 器用さ育てる取り組み【長野】
およそ40年。教室に鉛筆削りが無い小学校が北安曇郡池田町にあります。
池田町の会染小学校。鉛筆の芯が機械で削った物より尖っています。休み時間になると何かを研いでいる児童もいます。
これは折り畳みナイフ「肥後守」。新入生全員にプレゼントされています。学校でナイフを使い続けて来年で40年になるのを記念して23日、「肥後守」を作り続けている兵庫県の永尾光雄さんが招かれ、全校児童で鉛筆を削るなど交流しました。
6年生の児童は
「芯伸ばしすぎちゃうと先が難しくて結構頻繁に折れちゃう」
永尾光雄さん
「普通にナイフ使ってるんで、こんなんどこ探してもないんで無茶苦茶嬉しいです」
小学校では39年前に児童の不器用さを危惧した当時の校長が「肥後守」を導入したということです。