東京・あきる野市長が市議会解散 議会側は批判の声

  • 産経ニュース
  • 更新日:2022/06/24

特別養護老人ホーム整備を巡る対応などに問題があったとして、東京都あきる野市議会が16日に村木英幸市長(65)の不信任決議を賛成多数で可決したことを受け、村木市長が23日、同市議会を解散した。「市長選の公約でもあった特養の推進で議員の理解を得られなかった」として議会解散を選択した村木市長。議会側からは批判が相次いだ。

村木市長はこの日、定例会終了後に議長だった中嶋博幸氏(55)らのもとを訪れ、解散通知を渡した。

今回の不信任決議は、特養整備の是非を議会で議論している最中に、村木市長が特養開設を希望する法人の募集を市の広報誌で始めたことなどが問題視されたもので、議長の中嶋氏を含む21人のうち20人が賛成して可決された。

中嶋氏は、「解散という判断は残念に思う。本来ならば市長が自らの市政運営を市民に直接問うべきだ」と主張。「不信任決議という、議会としての最も重い意思を受け止めてほしい」と話した。不信任決議を提出した自民系会派の堀江武史氏(44)も、「市長の議会軽視は由々しき事態。市長を支持した市民も裏切っており、無策な解散としか思えない」と批判した。

一方、市長与党だった共産党の田端あずみ氏(47)は「いさめる努力をしてきたが、本当のことを話してくれなくなった。申し訳ない」と複雑な表情。「この約2年半の間、市長を評価できる施策もあったが、特養に関しては不透明なやり方や、条例を無視した行動があった。市長としての適性が疑われる」とも指摘した。

市民からは市政の混乱や停滞を危惧する声が上がった。自営業の女性(55)は、「市長の独断的なやり方には違和感があった。この先も村木市長に市政を任せてもよいと思う人は少ないだろう」と話し、会社員の男性(41)は「市民が置いてけぼりにされている。市民のための市政を取り戻してほしい」と訴えた。(末崎慎太郎)

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