日本各地のすてきなものが2か月ごとに新しく入れ替わる、学生運営のセレクトショップ「アナザー・ジャパン」

日本各地のすてきなものが2か月ごとに新しく入れ替わる、学生運営のセレクトショップ「アナザー・ジャパン」

  • ことりっぷ
  • 更新日:2022/08/08

東京駅近くの再開発エリアに生まれたショップ

東京駅日本橋口から徒歩約5分、東京メトロ三越前駅や日本橋駅からもほど近いTOKYO TORCH街区(常盤橋エリア)にオープンしたアナザー・ジャパン。

ここは三菱地所が進めている再開発エリアで、店のオープンにあたり中川政七商店が経営や小売業のノウハウを学生に提供。さまざまな企業や組織がサポーターとなって支えています。

店を通して経営はもちろん、地域自体のことも学んでもらい、“将来自分の働く場所として、地元を選択肢の一つにしてもらう”という狙いがあり、「若い世代が地方に戻ることによって、本当の地方活性化が始まる」という強い想いが込められたこのプロジェクト。約200名の応募の中から選ばれた18名の学生が経営・店舗運営・プロモーション・接客販売まで担当しています。

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全面ガラス張りが印象的な外観(撮影:西岡潔)

2ヶ月ごとに内容が変わる新しいスタイルの店

アナザー・ジャパンの最大の特徴は、2ヶ月ごとに特集地域が変わり、店内の商品も丸ごと入れ替わるというライブ感。8/2~10/2の最初の2ヶ月は「アナザー・キュウシュウ」となっており、九州エリア(福岡県・長崎県・沖縄県)出身の学生3名が現地に足を運んでセレクトし、仕入れ交渉した地方産品約350点が並びます。

特集地域の中でテーマを設けているのも面白い取り組みで、九州エリアのテーマは「宴」。“キュウシュウという宴が、あなたを待ってる。” をコンセプトに、地域のものが勢ぞろいしています。

入口では早速「宴」を連想させる夏らしいアイテムが出迎えてくれますよ。

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九州と沖縄の気になるアイテムがたくさん

すっきりとシンプルながら見やすい店内でショッピング

店内は組み替え可能な棚が整然と並び、現在は「アナザー・キュウシュウ」オリジナルの7つテーマに合わせた7つの棚に商品が陳列されています。2ヶ月後には、新しい特集地域とテーマに合わせて店内の棚の組み方からレイアウトに至るまで、がらっと変わるそうで、2ヶ月間でしか楽しめない期間限定の魅力に触れられるようになっています。

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ぬくもりとスタイリッシュさが合わさった店内(撮影:西岡潔)

7つのテーマに沿った見せ方で九州・沖縄へご案内

入口近くにあるこちらの棚のテーマは「宴のお祭り」。花火や下駄、郷土玩具などが夏の宴を盛り上げます。

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福岡県・筒井時正玩具花火製造所の花火や鹿児島小さなうちわ南風扇(はえせん)が並ぶ

長く使いたくなるものが見つかります

こちらの棚のテーマは「宴の宴席」。大分、福岡、佐賀、沖縄の4つ産地の特色あるうつわが並び、地域ごとの特徴が表れた色とりどりの器に見入ってしまいます。箸置きなどの小物もそろうので、ちょっとしたギフトにもよさそうなラインナップです。

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さまざまなデザインの器が並んでいる

商品には手書きのPOPもあり、商品の背景やおすすめポイントを知ることができます。まるで手紙のような手書きの説明は、ついつい読みたくなりますね。

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丁寧に書かれた商品説明POP

アクセサリーが並ぶのは「宴の装い」の棚。宴に出かけるときをイメージした華やかなアクセサリーは、どれも地域ならではの素材や技法が使われたもので、地方に特化したセレクトショップならではのチョイスです。ほかにも洋服、小物入れなどに加え、ラベルのかわいいアロマミストなども目を引きます。

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左は大分の竹細工で作られたイヤリング、右は長崎のステンドグラスペンダント

地方ならではのおいしいものもどうぞ

このカラフルな棚はポストカードのようですが、実はお茶。メッセージを添えて手紙として送れるようになっています。「宴の贈り物」というテーマでまとめられた棚は、大切な人への贈り物の場面をイメージしたそう。

このほかにもおいしいものやお酒などをそろえた「宴の乾杯」、お香や風鈴など五感で楽しめるものを集めた「宴の彩り」、お茶やお菓子で宴を締める「宴の余韻」というテーマごとに分けられた陳列棚が、店内にレイアウトされています。

店内には常時2~3名の運営スタッフである学生さんがいるので、もしギフトなどで悩まれたら、相談してみるのもおすすめです。現地に足を運んでいる人ばかりなので、地元ならではの裏話なんかも聞けるかもしれません。

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佐賀県嬉野市の「うれしの茶」がずらり

商品以外にもさりげない注目ポイントが点在

店内の片隅にある木型がたくさんぶら下がったコーナー。なんと47都道府県の形をした木製の飾りになっていて、こちらはフォトスポットとして撮影OK。小さく都道府県名が書かれていますが、形状から出身県を探してみるのも面白いですね。

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こちらは東京都の形をした木型

また店内にはカラーマンホールも・・・!これはショップの場所を東京都下水道局に提供いただいていることに由来するそう。桜のマンホールのカラー版はあまり見かけないので、意外なフォトスポットといえそうです。

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東京23区ならではのこのソメイヨシノ×イチョウ柄。まわりを縁取る白い線は実はユリカモメ

毎週末内容の異なるワークショップも開催予定

店内では特集地域に関連した文化や伝統工芸を手軽に体験できるワークショップも開催される予定です。8/7(日)からは福岡県にある筒井時正玩具花火製造所とのコラボ企画がスタート。本物の手持ち花火にお絵描きし、コンテスト形式で店頭掲示もされるとか。親子での参加も楽しそうですね。

またそのほかにも、長崎の折り鶴制作や、佐賀県の郷土玩具・尾崎人形の絵付け体験、大分・別府の竹細工作家に教わる竹鈴作りなど、地方の文化を知るとことができる楽しいワークショップが目白押しです。

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ワークショップは店内のチラシも参考に

丁寧にお茶と向き合うカフェも併設

アナザー・ジャパンの店内には「KITASANDO KISSA」(キタサンドウ・キッサ)が併設され、同時オープンしました。「淹(いれる)」をテーマに、お点前やハンドドリップといった喫茶文化をリスペクトしたティー&コーヒースタンドです。

カジュアルなカウンタースタイルで、平日は8:30からオープンしているので朝は手軽にコーヒーを、ランチには軽食、夜は平日だと21:30までカフェ&バーとして営業しているのでアルコールも楽しめます。

平日は近隣で働く人々の休憩スポット、休日はショッピングの合間に一息つける場所としてにぎわいそうです。

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ショップとの隔たりがない開放的なカフェ(撮影:西岡潔)

カジュアルながら、カウンターでは丁寧なハンドドリップ、抹茶はお点前で淹れてもらえるので、本格的な味が楽しめます。

またアナザー・ジャパンの特集テーマに合わせた期間限定メニューも登場。今回のキュウシュウ展の期間中は、九州・沖縄産の食材を活用したフードやドリンクメニューも販売されます。

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和テリーヌなどのスイーツからおにぎりまで注文可能

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ドリッパーは岐阜県美濃で製造されているORIGAMIを使用するなど道具にもこだわりが光る

新しいスタイルの店は未来につながっていきます

この「アナザー・ジャパン」は、実は約5年の歳月をかけ育てていく中長期型プロジェクトでもあります。

今回のお店はプロジェクトの第一期にあたり、2027年度には現在の常盤橋エリアに日本一の高さを誇るTorch Towerが開業予定で、そこに第二期店舗が入るのだとか。それまでには現在の学生たちがOB・OGとなり、新たに店に携わって指導する立場になっていくかもしれません。

これからどのように変化していくのか楽しみな「アナザー・ジャパン」。熱意ある学生さんたちの成長とともに、お店はもちろん、その地域自体も活性化し成長していきます。

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バーコードのデザインが印象的なアナザー・ジャパンのロゴ(撮影:西岡潔)

写真:中村あゆみ

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