犬にも人にも地球にも優しく。犬のおやつ専門店〈iico〉/ライター・五月女菜穂

犬にも人にも地球にも優しく。犬のおやつ専門店〈iico〉/ライター・五月女菜穂

  • Hanako.tokyo
  • 更新日:2022/09/23
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ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第73回は、ライターとして活躍する五月女菜穂さんが、犬のおやつ専門店〈iico(いいこ)〉のオーナー・浅田雅子さんと浩子さんに話を伺いました。

「犬にも人にも地球にも優しくありたい」というコンセプトで、犬のおやつを製造・販売している〈iico〉。大の犬好きだという浅田雅子さんと浩子さん姉妹が手掛けているブランドです。

無添加で栄養価が高いこだわりの犬のおやつ。パッケージやラッピングには環境に配慮したものを使用しています。どんな思いを込めているのか、浅田姉妹のお二人に話を聞きました。

〈kawaii〉のように〈iico〉が世界共通語になる夢を見て

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右から浅田雅子さん、浩子さん姉妹。

ーー改めて〈iico〉を始めた経緯を教えてください。

雅子さん:私は、大学卒業から約15年間インテリアデザインの仕事に就いていて、主に店舗やホテルの空間デザインをしていました。妹の浩子は専門学校卒業後、ファッションデザインの仕事に就き、2020年に独立をしました。以前から妹と一緒に何かしたいねという話はしていたのですが、同じデザインという領域であっても、まったく別の仕事。何ができるか、ずっと考えていたんです。
一方、私は2015年からフレンチブルドッグのumu(うむ)を飼い始めました。フレンチブルドッグは結構病気しやすい犬種なので、食に対していろいろ勉強をして。umuのための手づくりごはんを始めると、毛艶などの健康状態を褒めていただいたり、相談されたりしたので、愛犬家や犬のサポートになるサービスができたら...と思ったのです。そうして、犬のおやつ専門店を始めないかと、妹の浩子に声をかけました。

浩子さん:私は犬を飼っていませんが、以前3年ほどペット用品メーカーで働いていて、犬の服のデザインをしていたことがありました。実家にいたときは犬を飼っていて、姉も私も小さい頃から犬への愛情はものすごく深かったので、姉からの提案にはすぐにOKを出しました。
インテリアの仕事を手伝うのも違うし、アパレルの仕事を一緒にやるのも違うなと思っていました。二人が一番共通で愛せるものは犬。それを二人で一緒にクリエイションできるのは楽しそうだなと思ったんです。

ーー〈iico〉というブランド名にした理由は?

雅子さん:「いい子だね」という日本語は、犬好きの人はたくさん使う言葉なんです。あえてアルファベットにしたのは、「kawaii」という言葉がありますよね。そんな感じで、世界の共通語になったらいいなと。今は英語なら「Good Boy」や「Good Girl」と言うようなのですが、それを〈iico〉と言ってくれたら素敵だなと思ったんです。

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ーーたくさんの商品を展開されていますが、最初はどこから始めたのですか?

雅子さん:最初はおやつを詰めた「角缶」や「丸缶」から始めました。ただの「犬のおやつ屋さん」ではなくて、「犬のためのギフトショップ」になりたいなという思いがありました。よく売られている犬のおやつは、透明のパウチにブランドのシールが貼ってあるものですが、そういった日常的なイメージではなく、小さいときにお歳暮でもらったクッキー缶を開けるときのワクワク感のようなものを表現したいと思って。缶は防湿性に優れていて、風味や香りを逃さない容器ということもポイントです。

浩子さん:缶のデザインは私が担当しました。性別や年齢を問わない、犬を飼っていない人でも持てるような、ボーダレスなデザインにしています。

雅子さん:缶の中に入っているおやつは、無添加でシンプルな素材を使っています。小麦粉を使わず、米粉とオートミールをメインにして、「小松菜ライスクッキー」や「きなこライスクッキー」、「ひじきライスクッキー」などのフレーバーがあります。

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「キングジャーキー・シカニク Lv.45」1,400円

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「角缶(シロ)」2,200円

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長く使ってもらえるように、ラッピングは巾着型を採用。

ーー「鹿肉ジャーキー」もオリジナルで作られています。

雅子さん:意外と、鶏肉や牛肉のアレルギーを持っている犬がいるんですね。一方、鹿肉は低カロリーで低脂肪で、アレルギーが少ない食材。また、捕獲された鹿肉を有効活用するというサステナブルな観点からも、ぜひ商品化をしたいと考えました。
〈iico〉の「鹿肉ジャーキー」は、お肉をミンチにしてから焼いているので、片手でも簡単に割れるんですね。その点、他社の鹿肉ジャーキーとは違って、ご好評いただいています。

浩子さん:「鹿肉ジャーキー」はもともと紙のリフィルで販売していたのですが、人気が出てきたので、大容量のものをつくろうということで、バイオマスプラスチックを使ったキラキラしたパッケージもつくりました。レトロな雰囲気で、お父さんのおつまみのようにも見えますよね(笑)。

ーーそのほかサステナブルな観点で言うと、どのようなことに取り組んでいるのですか?また、そもそもなぜサステナブルな取り組みに興味を持たれたのですか?

浩子さん:パッケージは環境に配慮した素材を選ぶようにしています。また、ラッピングはなるべく愛着を持って、長く使って欲しいと思って、オリジナルの巾着を採用しています。

雅子さん:ご注文いただいてからおやつを製作しているので、在庫を持たず、フードロスの削減にも貢献しています。新鮮なものを食べていただけるという意味でも、メリットがありますよね。

浩子さん:サステナブルな観点の重要性を感じるようになったのは、私がもともとアパレル業界にいたことが大きいと思います。ちょうど業界として、真剣にサステナブルな取り組みや素材を考える時期だったので、この〈iico〉を始めるときも自然とサステナブルへの思いがありましたね。

雅子さん:〈iico〉のキャッチコピーは「犬にも人にも地球にもやさしくありたい」というものなんですね。犬の幸せをベースに考えたときに、犬を取り巻く人の健康や幸せが大切になってきて、さらにその健康や幸せを守るには地球環境にも気を配らなくてはいけなくて...。全部つながっていると考えています。

ーーこれからの展望を教えてください。

雅子さん:犬を飼っていると、違う業種の人や世代の人など、普通に生活していたら出会わない人に出会うんですよ。犬がいるだけで、挨拶をして、犬の話題で話が弾む。
そういった意味からも〈iico〉のおやつは、嗜好品ではなく、コミュニケーションツールだと考えています。犬と人をつなぐし、犬を介して知り合った人へのギフトにもなる。コミュニケーションが生まれるような商品をこれからもどんどん作っていきたいなと思っています。

浩子さん:大きな夢ですが、世界で〈iico〉が共通語になったらうれしいなと思います。

〈iico〉

https://iico-iico.com/

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