David Shepardson
[20日 ロイター] - 日産自動車は20日、全米自動車労働組合(UAW)と米3大自動車メーカー(ビッグ3)が新たな労使協約で合意したことを受け、米国の製造工場で働く労働者の賃金を来年1月に10%引き上げると発表した。
賃上げは生産技術、メンテナンス、金型技術の人材を対象に1月8日から実施される。合計で約9000人の米国労働者が対象となる。
日産はまた、米国の工場労働者の賃金階級を撤廃すると発表した。
同社は、賃上げは米国従業員へのコミットメントを反映したもので、競争力強化につながると説明。過去3年間で三つの製造拠点で賃金を12─18.5%引き上げるなど、工場労働者の労働条件改善に取り組んできたとしている。