iPhone 12に「ない」ものは?

iPhone 12に「ない」ものは?

  • ASCII.jp
  • 更新日:2020/10/16
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iPhone 12発表。指紋や120Hz対応はなく、電源アダプタも別売となった

アップルが発表した「iPhone 12」シリーズは、初の5G対応や片手で使えそうな小型モデルの追加など、見どころ満載の内容となりました。その一方で、いくつか「入っていない」ものもあるようです。

■指紋認証や120Hz対応はなし

いま、iPhoneを使っていて気になるのがマスクをしているときの顔認証です。第4世代iPad Airでは電源ボタンに指紋認証を統合したものの、iPhone 12は顔認証のみ。マスク装着時に毎回パスコードを入れる不便さはしばらく続きそうです。

画面周りでは、120Hz表示への対応がありませんでした。iPad Proは120Hz表示の「ProMotion」に対応しており、ハイエンドのAndroidスマホでも珍しくない機能だけに意外な結果といえます。逆に、ゲーミング性能を強化したAndroidスマホにとってはチャンスになりそうです。

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iPhone 12 Proシリーズのディスプレイ。120Hz対応はなかった

5G対応のキャリアパートナーとしては、NTTドコモ、au、ソフトバンクの名前が挙がりました。KDDIの説明では、これらのキャリアはアップルと密に連携し、5Gと4Gを使い分ける機能など徹底的な最適化を施したとしています。 一方、楽天モバイルの名前はなく、iPhone 12の仕様ページにも楽天のロゴは入りませんでした。

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5Gのキャリアパートナー。日本ではNTTドコモ、au、ソフトバンクが確認できるが、楽天のロゴはない

MVNOなどの話によれば、アップルとの直接取引には一定の数量を仕入れるなどの条件があり、それを満たせるのは事実上大手3キャリアしかないとみられています。今回もアップルはその方針を変えなかったようです。

楽天やMVNOでiPhone 12シリーズを使いたい人は、まず各事業者が動作確認の結果を発表するまで待つのが無難です。

■「USB-C充電器」がたくさん売れそう

iPhone 12に物理的に入っていないものとして、有線イヤフォンと電源アダプタがあります。付属品が減ったことで外箱は薄くなり、輸送効率が上がるようです。

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iPhone 12は外箱が薄くなる

アップルはこれを二酸化炭素排出量の削減による「地球に優しい」取り組みとして語っていました。ただ、コストダウンが目的ではないかとの指摘や、本当にケーブルを減らすならUSB Type-Cに統一してほしいとの声も上がっています。

iPhone 12にはLightningケーブルが付属するものの、そのコネクタはUSB-Aではなく「USB-C - Lightning」です。このケーブルに合うUSB-C充電器を買い求める人々による「特需」が期待できそうです。

アップルは純正の「20W USB-C電源アダプタ」を税別2000円で販売しています。さっそくiPhone 12対応の小型充電器を発表したAnkerのように、今後はサードパーティから「20W出力」モデルが続々と登場するでしょう。

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20W出力に対応した小型充電器、Ankerの「PowerPort III Nano 20W」

充電については、新しいワイヤレス充電「MagSafe」にも注目です。磁石の力で充電パッドの位置が決まるだけでなく、純正の「レザーウォレット」のようにiPhone 12の背面にくっつけるタイプのアクセサリーが面白そうです。

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MagSafe対応アクセサリーが増えそうだ

■5G普及の起爆剤になるか

各キャリアはiPhone 12が5G普及の起爆剤になることに期待を高めているようです。一方でキャリアによる端末の購入補助は制限され、厳しい経済情勢が続く中で、少しでもお得な買い方を選びたいところです。

3キャリアの中ではソフトバンクが先陣を切って価格を発表しましたが、アップルストアと比べてiPhone 12は1万6000円以上、iPhone 12 Proでは2万円以上高く設定されています。購入時にはこうした価格差を把握しつつ、PayPayなどと連携したキャンペーンがないか確認するとよいでしょう。

国内の5G自体もいまひとつ盛り上がりに欠けています。エリアは狭く、日本向けのiPhone 12はミリ波に非対応となりました。Sub6周波数帯でも5Gにつながればそこそこのスピードは出るとはいえ、SNSや動画を楽しむだけなら4Gの速度でも大きな不便はないのが現状です。

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iPhone 12は理論値では下り4.0Gbpsに対応する

さらに最近の携帯値下げ議論では、4Gに限定するなどの条件付きで大容量プランを値下げするとの見方が広がっています。iPhone 12の登場で一歩前進することは間違いないものの、5Gの本格的な普及はまだ先になりそうです。

山口健太 編集● ASCII

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