倉科カナ「すっと肩の荷が降りた 気がします」『お勢、断行』、2020年の全公演中止を経て、ついに開幕

倉科カナ「すっと肩の荷が降りた 気がします」『お勢、断行』、2020年の全公演中止を経て、ついに開幕

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  • 更新日:2022/05/13

劇作家 / 演出家・倉持裕が作・演出、倉科カナ、福本莉子らが出演する舞台『お勢、断行』が5月11日(水)、世田谷パブリックシアターで開幕し、倉持、倉科、福本から初日コメントが到着した。

本作は2017年の『お勢登場』に続く世田谷パブリックシアター×倉持裕のタッグで、本来ならば、2020年2~3 月に上演を予定していた。しかし、しかし開幕の2日前、新型コロナウイルス感染症の拡散防止のためツアー公演含め全公演をやむなく中止。2 年の時を経て、ついに世田谷パブリックシアターの舞台で開幕した。

『お勢登場』では、江戸川乱歩によるケレン味あふれた8本の短編を、卓越した構成力で見事舞台化し好評を得た倉持。今回は、極彩色に広がる乱歩の迷宮世界を踏襲しながらも、稀代の悪女・お勢という魅力的なキャラクターをモチーフに、善悪せめぎ合う全く新たな謀略の物語。椎名林檎を始め多くのミュージシャンの作品に参加し、多彩な活動を続ける斎藤ネコの音楽、迷宮感を見事に表現した二石周作の舞台美術、大正末期から昭和初期の時代の気配を漂わせる太田雅公の衣裳など、狂騒的で混沌とした雰囲気の中で、極彩色の人間模様が展開されていく。

自らも悪事に染まりながら、企みを巡らす人間たちに正義の鉄槌を下さんとする主人公・お勢を演じるのは、読売演劇大賞優秀女優賞を受賞するなど舞台での活躍目覚ましい倉科カナ。柔らかな透明感と確かな演技力が印象的な福本莉子は、資産家の娘・晶を演じている。そのほかにも江口のりこ、池谷のぶえ、堀井新太、粕谷吉洋、千葉雅子、大空ゆうひ、正名僕蔵、梶原善と実力派俳優が勢ぞろいし、企みをめぐって強烈な個性を放つキャラクターたちに扮している。

倉持は「上演するために稽古に励んで来たはずなのに、上演することに現実感がなかったのです。恐ろしいことですが、この、開演までの数時間が、開幕直前に中止になったトラウマを最も感じた時でした。そうして迎えた初日は、言い尽くせないほど嬉しかったです。」2 年の時を経た念願の開幕に、喜びを滲ませるコメントを寄せた。

また、倉科は「2 年前悔しい思いをしたキャスト、スタッフだからこそ、とてもこの公演にかける思いは強い!」、福本も「2 年前に一度出来上がったものを稽古場で試行錯誤しながら常にいい物を生み出そうとする皆さんの姿を見てこれは絶対にお客様に届いて欲しい、いや届けなきゃいけない作品なんだと強く思いました。」と、キャスト全員が強い思いを持って初日を迎えた様子を語っている。

<初日コメント全文>
倉持 裕(作・演出)
ゲネプロを終えて開演時間を待つ間、ここまでは二年前に経験済みだけれど、ここから先は未知の領域だ、という感覚で、初日の幕が開くことに戸惑いすら覚えました。
上演するために稽古に励んで来たはずなのに、上演することに現実感がなかったのです。恐ろしいことですが、この、開演までの数時間が、開幕直前に中止になったトラウマを最も感じた時でした。
そうして迎えた初日は、言い尽くせないほど嬉しかったです。
二年前は、上演できないことの悔しさを知り、今回は、お客様の前で上演することがどれほど嬉しく、幸せなことなのかを知りました。
まずは、ご来場いただいたお客様と、今回の公演に力を尽くして下さった皆様に感謝申し上げます。

倉科カナ (淺葉勢 役)
「お勢、断行」2 年越しにやっと幕が上がりました!
2 年前はゲネまでやってコロナの影響で公演が出来ませんでした。作るだけ作って止まったままなのに時は前に進んで、今までずっと心のどこかにシコリのように残っていたものが、今日幕が上がり、皆さんからの拍手を頂き、なんと言うか、すっと肩の荷が降りた気がします。
まだコロナの影響で悲しいな悔しいなと思う出来事も多いですが、時は着実に進み、人間の底力で少しずつ明るい兆しが見えてきたのではないかなと感じています。2 年前悔しい思いをしたキャスト、スタッフだからこそ、とてもこの公演にかける思いは強い!明日からもより、ブラッシュアップされた舞台「お勢、断行」を皆さんにお届け出来ると思っております。
ぜひ劇場へいらしてください。

福本莉子 (松成晶 役)
今日、無事初日を迎えお客様の反応を間近で感じることが出来てとても 嬉しかったです。
私は今回新しくこの組に参加させて頂きましたが、2 年前に一度出来上 がったものを稽古場で試行錯誤しながら常にいい物を生み出そうとする 皆さんの姿を見てこれは絶対にお客様に届いて欲しい、いや届けなきゃい けない作品なんだと強く思いました。そして私自身も自分の殻を破ろうと 挑戦し続けた濃密な 1ヶ月でした。 さらにパワーアップした舞台「お勢、断行」を是非観に来てください。

<舞台情報>
『お勢、断行』
2022年5月11日(水)~2022年5月24日(火)
会場:世田谷パブリックシアター
チケット料金:一般:S席(1階席・2階席)7,500円 A席(3階席)5,500円
※ほか高校生以下、U24など各種割引あり
※託児サービスあり
※車椅子スペース取扱あり

原案:江戸川乱歩
作・演出:倉持裕
音楽:斎藤ネコ
出演:倉科カナ 福本莉子
江口のりこ 池谷のぶえ 堀井新太 粕谷吉洋 千葉雅子
大空ゆうひ 正名僕蔵 梶原善 ほか

<兵庫公演>
5月28日(土)12:00 / 17:00、5月29日(日)12:00
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

<愛知公演>
6月4日(土)18:00、6月5日(日)13:00
会場:春日井市民会館

<長野公演>
6月12日(日)13:00
会場:まつもと市民芸術館 主ホール

<福岡公演>
6月16日(木)19:00
会場:福岡市民会館 大ホール

<島根公演>
6月19日(日)14:00
会場:島根県民会館 大ホール

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