ユニクロがいよいよアパレル「世界トップ」に...日経平均「4万円越え」の可能性

ユニクロがいよいよアパレル「世界トップ」に...日経平均「4万円越え」の可能性

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2021/02/22
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ZARAをついに抜いて…

日経平均株価は2月15日に3万円を超えてから、小刻みな上下を続けながらも大台を割ることなく推移している。

バブル以来の株高に大きく寄与してきたのが、ユニクロ(ファーストリテイリング、9983)である。ファストリ株は創業史上初の10万円台を16日に突破、18日には一時5000円近い値上がりを見せ、その後も堅調に推移している。

日経平均の指数ウェートでは、12.8%と構成225銘柄中トップだ。2位のソフトバンクグループが7.4%であることを見ても、ファストリ株が「異様」な状況になっていることはお分かりだろう。

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株式アナリストはこう言う。

「日経平均3万円が想像ほどのインパクトにならなかったのは、現在の日経平均が『ユニクロ相場』で持ち上げられた面があるからとも言えるでしょう。もしユニクロがいなければ、日経平均は3万円に届いていない計算になります」

15日の終値ベースでユニクロの時価総額は10兆5500億円に到達し、「ZARA」を展開する西インディテックスを抜き、アパレル業界首位に上り詰めた。

コロナ禍によるアパレル不況が取り沙汰されて久しい一方で、ユニクロはむしろ「コロナ銘柄」としてその地位を確立している。普段着として取り入れやすい「Lifewear」コンセプトが世界に膾炙し、室内でも外でも「全身ユニクロ」が当たり前になった。

そのまた一方で「+J」コレクションが発売されればファッションに敏感な人もユニクロへ駆けつけるといったように、消費者の需要に最適化されたエコシステムを生み出している。

ユニクロ次第の日経平均

それでも被服費の切り詰めは顕著で、国内では、もはや「ユニクロは高い」という意見も聞かれる。ファーストリテイリングはよりリーズナブルな「GU」をユニクロと並行して拡大することで、消費者にブランドの使い分けを促している。

20年9-11月期は営業利益23%増という連勝を続けるユニクロ。世界的な業界不況をよそに「一強」となった勝ち馬に乗るべく、世界からマネーが投下され続けているのが「ユニクロ相場」の一面だ。

日経平均3万円を超えても「逆V字にならない」という安心感が広がった先週の日本株市場。次なる目標はやはり、日経平均最高値の3万8915円越え、そして4万円越えになるだろう。

前出・株式アナリストが続ける。

「日経平均はドル建てならすでに市場最高値の水準に到達しており、海外の投資家からはまた違った目で見られているのも事実です。

もちろん、実質金利の上昇懸念などさまざまなファクターはありますが、ユニクロの売り上げが好調であれば、当面のところ日経平均が上がり続ける可能性はあります」

日本経済の今後を左右しかねない存在まで膨れ上がったファーストリテイリング株だが、今後はどうなるのか。

まだまだ上値を目指せる

的中率ズバリ80%を誇る『DeepScore株価予報AIエンジン』(DeepScore社開発・運営)の分析によると、ファストリ株は引き続き「堅調相場」を維持するという。

「堅調相場」の理由について、DeepScore社企画調査部長の藤本誠之氏は次のように説明する。

「ファーストリテイリングの株価が日経平均株価に大きく影響する状況にあっては、日経平均先物の売り方の買い戻しなどでも、株価が高騰する傾向にあります。

実際、初の10万円台に乗せてからも5000円近く急騰するなど、株価の変動率はかなり大きくなっています。日経平均が上値を目指すのであれば、同社株もさらなる堅調相場となりそうです」

日経平均が上がればファストリ株が上がり、ユニクロが好業績、そしてファストリ株が上がるなら日経平均は上がる。是非は別にしても、今後さらにこの傾向は強まっていきそうだ。

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もちろん、個人投資家にとってユニクロの動向だけが投資のすべてではない。続いて、AIエンジンが「堅調相場」と分析した企業をもう1社見ていこう。

それは、ヤクルト本社 (2267)だ。

好業績銘柄として物色されている

ヤクルトといえば、女性販売員を活用した独自の販売手法に強みを持つことはご存知のとおりだろう。

定番商品「ヤクルト」だけでなく「ミルミル」「タフマン」などの商品も根強い人気がある。余談だが、昨今巷でブームになっているサウナ施設では、ヤクルトとタフマンを混ぜた「ヤクマン」なる飲み物が、サウナ後の水分補給として密かに人気を博しているらしい。

昨年は長年の間柄にあった仏ダノン社がヤクルト株を売却、超大手外資に飲み込まれる懸念もなくなった。さまざまなニュースが尽きないヤクルトだが、AIエンジンでは「堅調相場」を見込んでいる。

前出・藤本氏は言う。

「健康志向と巣篭もり需要で、ヤクルトの業績は好調です。1月29日に発表された決算発表によると、3Q12月期の経常利益は2%増益で、通期の進捗率も90.9%です。株価も好業績銘柄として物色されており、しばらくのあいだは堅調相場が期待出来そうです」

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最後に、今週「下落相場」が見込まれる日本株を1社紹介しよう。

それは、ホシザキ (6465)である。

アップルやテスラを凌駕するか

ホシザキといえば、飲食店で見かけないことはない、業務用厨房機器のトップランナーだ。ということは翻って、現在の飲食店苦境の影響をモロに受ける企業でもある。

AIエンジンの分析では、今週のホシザキ株は「上値の重い展開」になるという。

「2020年12月期は利益半減と大きく落ち込みました。今期は18%増益と若干の回復を見込んでいますが、先行きは不透明です。2月8日の決算発表後、株価下落しており、しばらく上値の重い展開が続きそうです」(前出・藤本氏)

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「日経平均4万円」という未知の領域に向けて、巨体を繰り始めた日本株市場。そのエンジンとなっているのが、良くも悪くもユニクロの存在である。アップルやテスラのように、日本だけでなく世界のマーケットを動かす存在へとなお進化を遂げる可能性がある。今後も柳井正社長の手腕から目が離せない。

そのようなわけで、今週の日本株市場ではファーストリテイリング、ヤクルト本社、ホシザキの3社に注目していきたい。

「今週のAI株価予報」とは

●DeepScore社が独自開発した株価予測AI『DeepScore社 AI』が、トレンド分析し、未来の株価を計算しています●「目標株価」は、翌営業日に80%以上通過すると期待される範囲になります(225銘柄でバックテスト検証済)●「押し目買いゾーン」、「吹き値売りゾーン」は、一般的には上髭下髭エリアです。一時的に値が動いた場合、その後目標株価へ収束する可能性が高いゾーンです。ゾーンを超えて推移した場合は、当エンジンの想定を超えるイベントが発生した可能性が高くなります●この予測をもとに個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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