
『晴れの日』の振り袖が台なしにされた事件についてです。1月に福岡県北九州市で開かれた『二十歳の記念式典』の会場そばで女性の振り袖に墨汁のような液体をかけたとして、33歳の会社員が逮捕されました。
『晴れの日』の振り袖が台なしにされた事件についてです。1月に福岡県北九州市で開かれた『二十歳の記念式典』の会場そばで女性の振り袖に墨汁のような液体をかけたとして、33歳の会社員が逮捕されました。
器物損壊の疑いで逮捕されたのは、北九州市若松区の会社員・平井英康容疑者(33)です。25日、身柄を検察庁に送られました。
警察によりますと、平井容疑者は1月8日、北九州市が開いた『二十歳の記念式典』の会場そばのコンビニエンスストアで、二十歳の女性が着ていた振り袖や帯などに墨汁のような黒い液体をかけ、汚した疑いがもたれています。
■宮原記者
「現場は『二十歳の記念式典』の会場であるメディアドームから、目と鼻の先です。被害にあった女性は式典の前にこの店に立ち寄った直後、振り袖などについた黒い汚れに気が付いたということです。」
防犯カメラの映像などから平井容疑者が浮上し、警察は関係先から墨汁を押収しました。
平井容疑者は「当日メディアドームに行き、振り袖を着た女性を見たりしましたが、液体はかけていません」と話し、会場付近に行ったことは認めたものの、容疑を否認しているということです。
式典の参加者からは、同様の被害届が合わせて10件出されています。
容疑者逮捕を受け、被害者の1人は「33歳と聞いた瞬間に、あ然としました。しっかり反省していただき、今後は成人としての自覚をもった行動をしていただきたいです」と話しています。
一連の被害はすべて振り袖や帯の後ろ側に黒い液体をかけられていて、警察は関連があるとみて調べています。