
バスケットボール米女子代表として東京五輪に出場したブリトニー・グリナー選手(2021年8月6日撮影)。
【AFP=時事】ロシアの首都モスクワ郊外ヒムキの裁判所は13日、米女子プロバスケットボール(WNBA)のスターで、大麻製品を所持していたとして逮捕されたブリトニー・グリナー選手(31)の勾留期間を6月18日まで延長した。国営タス通信が裁判所関係者の話として報じた。
五輪で2個の金メダルを獲得し、WNBAでも優勝した実績を持つグリナー選手は2月、ロシアでは違法である大麻オイルの入った吸引器が手荷物から見つかったとして、モスクワの空港で逮捕された。有罪になると禁錮10年を科される可能性がある。
米国務省は先月、ロシア側がグリナー選手を「不当に拘束した」と判断し、この件を人質問題担当の大統領特使に預けることを発表。同省のネッド・プライス報道官は同日、この日在モスクワ米大使館の領事官が、グリナー選手と面会したことを明らかにした。【翻訳編集】AFPBB News