
テレビ長崎
2日目の会議では、条約に参加していないものの、オブザーバーという形で参加した国の代表が発言しました。
アメリカの核の傘の下にあるNATO=北大西洋条約機構の加盟国でドイツやノルウェー、オランダは、ロシアのウクライナ侵攻における軍事攻撃や核の脅しについて非難しましたが、条約への参加は否定的です。
ドイツ代表 「ドイツは、核抑止を含めNATOと矛盾する核兵器禁止条約には加盟できない」
各国とも核軍縮を進める方向では一致し、NPT=核拡散防止条約の重要性を訴えました。
ノルウェー代表 「ノルウェーは核軍縮と核不拡散を積極的に進めてきた。NPTは取り組みの土台だ」
オランダ代表 「オランダにとってNPTは依然として核不拡散や軍縮の議論が行わなければならない枠組み。核兵器禁止条約はNPTを強化し補完する必要がある」
会議は、現地時間の23日最終日を迎え、核廃絶に向けた行動計画が採択される見込みです。