ハンドボール日本代表が野球部主将に送った明石家さんまの言葉/トップアスリートが高校生の質問に答えます

ハンドボール日本代表が野球部主将に送った明石家さんまの言葉/トップアスリートが高校生の質問に答えます

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2020/08/01
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今夏の甲子園や全国高校総体が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となった。目標を失った高校生たちの参考にしてもらおうと、博多高(福岡)出身でハンドボール日本代表の部井久アダム勇樹(21)=中大=が母校の後輩たちの質問に答える形でアドバイスを送った。1年後の東京で活躍が期待されるエース候補は、昨年までプレーしたフランスでの経験を語り、明石家さんまの言葉を使って前を向くヒントもくれた。

部井久は博多高時代に創部間もないハンドボール部を初の全国高校総体に導き、3年時に同総体8強、史上初めて高校生で日本代表にもなった。

野球部・有川主将「大きな舞台をたくさん経験していると思います。気持ちが上がっている時もあれば、不安や思い通りのプレーができなくて気持ちが下がることもあると思います。そういった時の気持ちの持ち方はどうしていますか」

「大きな舞台や大事な場面での失敗で落ち込むことは簡単ですし、逆に前を向くのは難しいと思います。僕の好きな言葉に明石家さんまさんの『落ち込むほど実力はない』という言葉があります。この言葉の意味を考えれば失敗しても下を向かず次に進めると思います」

女子バレーボール部・冨田主将「緊張した時にはどうやって緊張をほぐしていますか」

「緊張は悪いものではないと思っているので僕は緊張を受け入れて試合に臨んでいます。緊張がある中で結果を残していくとどんどん楽しくなっていくと思います」

2018年からは中大に籍を置きながらフランスのリーグでプレー。北京、ロンドンの両五輪を連覇し、16年リオデジャネイロ五輪も銀メダルの強豪国で腕を磨いた。

ハンドボール部・北里選手「海外でプレーしてみて、感じた差は何ですか」

「差を感じる所はたくさんありましたが、メンタル面の差を一番感じました。プロフェッショナルのメンタルは尋常じゃないし、勝ちへのこだわりの強さはとても勉強になりました」

得点が求められる部井久のポジション、レフトバックとの連係が求められるポストの選手ならではの質問などハンドボール部の選手たちからは具体的な技術の質問も。

同・中島選手「(攻守の起点となる)ポストとの合わせ(連係)で、世界の人たちからどのようなことを求められていましたか」

「博多高校で習った基本通りです。とにかく、空いていたらどんな所からでもボールを求められました。あとはスペースを作り出す動きは求められたと思います」

同・古賀主将「ノーマークシュート、ミドルシュートのときに一番意識していることは何ですか」

「相手の逆を突くことを意識してます。あとは練習で打っている自分のシュートを強くたたき込むことです」

部井久は今後も競技を続ける上でのメンタル面もアドバイス。

空手道部・宮崎選手「私はスランプになったことがあるのですが、スランプになったときは、どのようなことを考えて練習や試合をしていますか。最後にスランプを脱出するにはどんな取り組みを行っていますか」

「僕はスランプの経験がないので少し違うかもしれませんが、うまくいかないことが続いているときは自分が変化をしようとしている時だと思います。とても難しいことですが、そこから逃げずに向き合うことで、その壁を越えたとき本当に強くなった自分になれると思います」

バトントワリング部・花田部長「コロナで休校中に(ビデオ会議アプリの)Zoom(ズーム)などでミーティングをしましたが、部活が始まり、全国大会を目標にする上で、どうしたらみんなをまとめることができますか」

「チームをまとめるには自分のほかにリーダーをたくさんつくること。まずチームとしての、なりたい姿を全員で決めるべきだと思います。それが決まれば必然的に何をするべきかが見えてくる。チーム全員で共通意識を持つこと」

バスケットボール部・真鍋主将「体づくりの時に気をつけていることは何ですか」

「ただ体を大きくするだけでは競技に生かせないので競技を意識して、その動きに近いトレーニングをしています。実践的に体づくりをするよう意識しています」

ハンドボール部・福永選手「小柄な人がミドルシュートを打ち込むために、どのように打てば確率が上がりますか」

「相手の不意を突くようなシュート、タイミング、歩数などを工夫して打つといいと思います」

同・佐藤選手「自分より身長や体格が大きい選手を守る時に意識していることは何ですか」

「力で勝負しても勝てないので相手が攻めてくる前の前のタイミングから守る。そのため、相手を攻めにくくするための準備をしています」

◆部井久アダム勇樹(べいぐ・あだむ・ゆうき)1999年4月21日生まれ。福岡市出身。パキスタン人の父と日本人の母を持つ。小学1年からソフトボールを始め、小学4年時に福岡県のタレント発掘事業で才能を見いだされ、多々良中央中から本格的にハンドボールに取り組む。博多高時代の2017年7月の日韓戦で日本代表に高校生として史上初めて選出。中大に籍を置きながらフランスに渡り、18~19年シーズンは当時1部のセッソン・レンヌに所属。若手主体のチームで4部でプレーした。19~20年は2部のサラン・ロワレで主力として戦ったが、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断し、帰国した。195センチ、102キロ。右利き。

西日本スポーツ

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