40年ほど前、鹿児島県南部を走る旧国鉄の指宿枕崎線に乗って3年間...

40年ほど前、鹿児島県南部を走る旧国鉄の指宿枕崎線に乗って3年間...

  • 西日本新聞
  • 更新日:2020/08/01
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40年ほど前、鹿児島県南部を走る旧国鉄の指宿枕崎線に乗って3年間、遠くの高校に通った。今思えば列車が毎日定時に運行されていたからこそ希望の学校を選択できた。

一方、福岡県東峰村などを走り、3年前の九州豪雨で寸断されたJR日田彦山線。被災区間はバス高速輸送システム(BRT)での復旧が決まった。当時、隣接する大分県日田市へ東峰村から同線で通う高校生もいた。「通学の足の有無は進路も決める」と聞いたときは、自分を運んでくれた列車に改めて感謝したものだ。BRTに決まったからには、従来以上の利便性が地元に提供されることを願う。加えて、災害を機に採算性の低い鉄路が消える先例にはなってほしくない。

生活の足を担うJR各社だが、都市に多くの路線を持つ社と地方に立脚する社の経営環境の差が大きすぎないか。ローカル線維持の観点から、JR全体を巻き込んだ見直し論を期待したい。 (末広浩)

西日本新聞

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