
ハルク・ホーガンの持ったマイクが不具合のハプニング(C)2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.
WWE・ロウの「30周年記念特番」(ペンシルベニア州フィラデルフィア)に登場した〝超人〟ハルク・ホーガンが、まさかのトラブルに見舞われた。
WWEを世界レベルの団体に引き上げたスーパースターは、かつての名マネジャー、ジミー・ハートとともに「ロウ30周年記念特番」のオープニングに現れ、マイクを握った。「昔、ハルカマニアが大はやりしていた頃、『マンデー・ナイト・ロウ』という小さな番組が始まり、毎週毎週大きくなり、毎週毎週良くなっていった」とロウの歴史を語り始めると、音声が突然途切れて、ホーガンがまさかの〝口パク〟状態に…。マイクの不具合とみられたが、会場からは一斉にブーイングが上がった。
ホーガンは苦笑いしながらも、WWE殿堂者の貫禄で「みんなで30周年を祝おう」などとスピーチを続けた。すると、後方から替えのマイクを持ったスタッフが駆け寄ってきた。すぐにホーガンとマイクを交換すると、中継でも「ホーガンに新しいマイクを渡しましょう」と実況される、珍しいシーンとなった。
これには同じくWWE殿堂者で、ホーガンのライバルだった〝イランの鋼鉄怪人〟アイアン・シークは、ツイッターに「ハルク・ホーガンはマイクでさえも〝負け犬〟だと勘違いしている」と投稿。すかさずこのシーンをイジってみせた。
それでも、ホーガンは「ハルカマニアが30周年を迎え、フィラデルフィア・イーグルスがみんなの上で暴れまわる時、みんなはどうするんだい?」と絶叫。自身の決めゼリフに地元のNFLチームの名前を取り入れる見事な〝切り返し〟を披露。会場から大歓声を浴びていた。
プロレス界のレジェンドなら、マイクのトラブルなどでは全く動じないということだ。
東スポWEB