宮崎市で父親を殺害したとして、35歳の娘が逮捕された事件についてです。宮崎地検は、25日、殺害は父親に依頼されたものだったとして娘を嘱託殺人の罪で起訴しました。
【写真を見る】「殺害は父親に依頼されたもの」宮崎市の父親殺害事件 35歳の娘を嘱託殺人の罪で起訴
嘱託殺人の罪で起訴されたのは、宮崎市花山手西のアルバイト従業員、坂田奈穂被告、35歳です。
起訴状などによりますと、坂田被告は、今月3日、自宅で、同居する70代の父親から頼まれて、首をタオルで締め付けて殺害した罪に問われています。
坂田被告は、当初、殺人の疑いで逮捕されていましたが、宮崎地検は、捜査の結果、父親からの依頼があったとして、殺人罪よりも刑が軽い嘱託殺人罪での起訴が相当と判断しました。
職場の関係者によりますと、坂田被告は、事件前、「父親の体調が悪いため、休みをとりたい」と話していたということです。
また、坂田被告は、犯行後、近くにある交番に行き、「父親を殺しました」と自首していました。