韓ドラ「花様年華」ユ・ジテ 〝最も人間的〟と称される韓国俳優になったある出来事

韓ドラ「花様年華」ユ・ジテ 〝最も人間的〟と称される韓国俳優になったある出来事

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  • 更新日:2022/09/23
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現在、Netflix(ネットフリックス)で配信中のtvNドラマ「花様年華―人生が花になる瞬間―(2020/以下、花様年華)」が、日本の視聴者に支持されているようだ。

【写真】「ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え」のユ・ジテ

約2年前に韓国で放送されたドラマなのだが、9月21日にはNetflix「今日のTV番組TOP10(日本)」の4位にランクイン、時を経ても色褪せない輝きを放っている。

そんな本作を盛り上げている俳優の一人がユ・ジテだ。

美しい初恋が終わり全てが変わった今、再会した男女が、最も輝いていた時代の自分と向き合う姿を描いたストーリーで、ユ・ジテは大学時代に信念を持った学生運動家として活動、後に財閥の娘婿となり、名誉や利益のために働く、冷酷な事業家となる主人公のハン・ジェヒョンを見事に演じた。

本国では当時、彼に対して「重厚な中年紳士の魅力が滲み出ていた」と、称賛の声が上がったほど。

そんなユ・ジテは元々、現代舞踊展で大賞を受賞するほどの舞踊家だったことをご存じだろうか。

将来を嘱望されているダンサーであったが、腰を負傷してしまいその道を断念。

1996年にモデルに転身し、甘いマスクに188cmという高身長で脚光を浴びる。そして1998年に映画「バイ・ジュン さらば愛しき人(邦題)」で俳優界へと足を踏み入れるのだった。

以降、スクリーンをメインに活動、ドラマ界でもコンスタントに活躍し続けている。

また演じる役も幅広く、中立的なルックスで善とも悪ともつかない演技を見せ、中盤まで敵か味方かわからないキャラクターであることが多い。

パク・チャヌク監督作で、世界を震撼させた驚愕の復讐サスペンス「オールド・ボーイ(2003)」での役柄がその一つだ。

映画「春の日は過ぎゆく(2001)」までは、イメージ通りの優しい人物を演じることの多かった彼が、本作では一転、過去にとらわれた“謎の男”悪役イ・ウジンを演じ、不気味な存在感を放っていたのが印象的だ。

この演技は観客はもちろん、韓国を代表する名俳優、ソン・ガンホからも絶賛されたという。

こうして「親切なクムジャさん(2005)」、ドラマ「スターの恋人(SBS/2008)」「ヒーラー〜最高の恋人〜(KBS2/2014)」「グッドワイフ 彼女の決断(邦題/tvN/2016)」「花様年華」「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え(Netflix/2022)」など、名実ともに実力派俳優として現在の活躍に至っている。

俳優として成功を収めたユ・ジテだが、実は人生の目標が3つあるという。

それは「俳優」、「監督」、「社会福祉」だ。

事実、福祉活動を継続しながら、韓国のカトリック大学の大学院では社会福祉学を学び、2006年に修了。

常々「俳優として大衆から得た愛を、還元しながら生きたい」と考えていたそうだが、彼を大学で勉強するという行動に移させたのが、ある出演作の撮影中、アクション監督が事故で亡くなるという出来事だった。

この時、故人のための社会保障が何もなかったことにショックを受け、「人が死んでも、何もしてあげられないのだろうか?」と思ったそうだ。

こうして学業を修めた彼は、「非正規雇用者たちを守るための福祉が必要だ」との考えに至り、様々な社会活動に着手し始める。

家庭内暴力の被害女性や、子どものため活動なども行っており、2009年には男性として初めて「ソウル市女性賞」本賞を受賞。

そんな温かくて人間味ある心を持つユ・ジテは、自身の目標の1つである監督に挑戦した時も、他人を思いやる気持ちで満ちていた。

それは、当時業界に蔓延していた賃金未払いに異を唱え、自身の監督作品では演出家としてのギャランティーを受け取らず、その分を俳優とスタッフに支払ったというもの。

ユ・ジテが多くの人から愛され、長年俳優として輝き続けているのには、高い演技力はもちろん、彼の心根の優しさも深く関係しているようだ。(構成:西谷瀬里)

(Danmee/よろず~ニュース)

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