
北朝鮮に予告された期間前の発射となったことに、国内では驚きが広がった。
最新情報について、FNNソウル支局・一之瀬登記者が中継でお伝えする。
韓国軍は、北朝鮮が21日深夜、軍事偵察衛星を発射したと発表した。
事前に通告していた発射期間より1時間以上早い発射に、韓国メディアは「深夜の奇襲発射」と報じている。
韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が21日午後10時43分ごろ、平安北道東倉里(トンチャンリ)一帯から南の方向に、北朝鮮が主張する軍事偵察衛星1発を発射したと発表した。
北朝鮮は、22日午前0時から12月1日午前0時までに、人工衛星を打ち上げると通告していたが、通告期間より1時間以上早く発射したことになり、韓国メディアは、「深夜の奇襲発射」、「国際関連を露骨に無視した」などと報じている。
また、通告期間を繰り上げて奇襲発射したのは、通告期間初日の22日は、発射場のある東倉里一帯で雪、雨が予想されるなど、天候悪化を避けて発射を最大限急いだとする韓国軍関係者の話を伝えている。
韓国政府は、間もなくNSC(国家安全保障会議)を招集し、今後の対策などを話し合うとみられる。
韓国軍は北朝鮮に対し、軍事偵察衛星の打ち上げが強行されれば、必要な措置を講じるとしていて、軍事的な緊張緩和のため、北朝鮮と結んだ南北軍事合意の一部効力停止を意味するとみられる。
フジテレビ,国際取材部