10年前に起きた貨物列車脱線事故を教訓にJR北海道は9月19日を「保線安全の日」として社員らを対象に勉強会を開いています。
JR北海道・綿貫泰之社長)
「鉄道の運営は安全、保線なくして成り立ちません。北海道の鉄道輸送の根幹を皆様方が担っている」。
JR北海道は2013年に函館線の大沼駅構内で貨物列車の脱線事故が起きた9月19日を「保線安全の日」として毎年、勉強会を開いています。今年はオンラインも含めて保線社員らおよそ660人が参加しました。脱線事故の後の調査では、全道各地でレールの異常が放置され検査データが改ざんされていたことが発覚しました。
10年が経ち、保線社員のうち6割は事故後に入社していて、勉強会では当時の映像などが流され安全への意識を高めました。

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