
全米の州議会などを武装集団が抗議活動を計画していると現地メディアが報じました。
アメリカのABCテレビは11日、武装集団がアメリカのすべての州議会などで抗議活動を計画していると報じました。これはトランプ大統領の支持者によるもので、期間はバイデン氏の就任式が開かれる20日までの間としています。
これと関係があるのか…。ロイター通信によりますと、バイデン氏の警備レベルは以前より強化されている印象だといいます。
議会でも大統領への包囲網が完成しつつあります。議会下院の民主党は11日、ペンス副大統領に対して大統領の罷免(ひめん)を要求。これは、いわば身内からの反乱を求めるもの。現実味はあるのでしょうか。
CNNによりますと、ペンス副大統領はさらなる危機的な状況を引き起こした時に備え、賛成に余地を残しているといいます。
副大統領が反対したとしても、他にも手立てが。民主党は11日、大統領を弾劾(だんがい)訴追する決議案を提出しました。下院は民主党が過半数を占めるために可決されるとみられます。これにより、トランプ大統領はアメリカ初の2度、弾劾訴追を受ける大統領となる可能性が高まっているのです。
そんな大統領に少しだけ良いニュースも。議会乱入事件を受けてツイッターは8日、暴力をあおるリスクがあるとして大統領のアカウントを永久に停止しました。これに対してドイツのメルケル首相は11日、問題があると述べたのです。
これと関係があるのか…。ツイッターは11日に特定のグループに関連する7万件のアカウントを凍結すると明らかにしました。このグループは陰謀論を拡散する「Qアノン」。ツイッター社は議会乱入事件を受け、危害が広がる恐れがあると説明しています。
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