日本フライ級王者のユーリ阿久井政悟が判定で初防衛「気持ちの入った試合できた」

日本フライ級王者のユーリ阿久井政悟が判定で初防衛「気持ちの入った試合できた」

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2020/10/19

◇日本フライ級タイトルマッチ10回戦 ○王者・ユーリ阿久井政悟(25=倉敷守安)10回判定 藤北誠也(32=三迫)●(2020年10月18日 岡山・浅口市立天草公園体育館)

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日本フライ級王者のユーリ阿久井政悟(左、赤)は藤北誠也を判定で下して初防衛に成功

阿久井が初防衛に成功した。初めて10回を戦い抜いても疲れた様子を見せず「気持ちの入った試合ができた。鬼門と言われる初防衛を果たせて良かった」と頬を緩めた。今年6月28日に夢さん(25)と結婚し、9月6日に第1子となる長女の千聖(ちさと)ちゃんが誕生。勝利後のリングで「(家族が増えて)モチベーションになりました。家に帰ったら愛娘を愛(め)でたい」と宣言した。

この指名試合は当初3月予定だった。新型コロナウイルス感染拡大により延期され、7月に仕切り直す予定も流れた。半年以上たって、ようやく実現。勝利後のリングで冒頭に「コロナ禍の中、会場に足を運んで下さったみなさん、藤北選手の好ファイトにも感謝します」と述べたのは偽らざる気持ちだろう。

序盤から相手の土俵である接近戦に持ち込まれた。「できれば距離を取りたかったけど相手に付き合ってしまった」。中間距離で威力を発揮する得意の右ストレートを簡単には打ち込めない展開。それでもジャブ連打から左ボディー、左右フック、さらにアッパーも織り交ぜて主導権を握った。「ジャブで相手は入りにくくなったと思うし(密着されても)ずらしてパンチを差し込んでいけた」。ボディーアッパーを含む左右を振り回してくる相手の攻撃に対してのガードも固い。姿勢を崩される場面もなかった。ダウンを奪う場面こそなかったものの、判定3―0(99―91、98―92、97―93)で完勝だ。

これで戦績は15勝10KO2敗1分け。10KOののうち9回が初回KOで、昨年10月に決定戦で日本王座を獲得した際もそうだった。長いラウンドの経験が少なかっただけに「10回やれたのはデカい」と収穫を強調した。

守安竜也会長(67)は「もうちょっと。2~3戦はキャリアを積ませたい」と話し、しばらく防衛戦を重ねる方針。99年、01年とミニマム級のウルフ時光で2度の世界挑戦は実らなかった。岡山県のジムから世界王者を出すのが「悲願です」。約20年ぶりに訪れそうな好機に慌てず、じっくり構える。

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