一緒に暮らす妻が離婚調停を申し立てる...ありえない離婚騒動の顛末

一緒に暮らす妻が離婚調停を申し立てる...ありえない離婚騒動の顛末

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2020/11/20

離婚をしたくてもパートナーが応じない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができる。しかし、その離婚調停が「藪から棒の話だった」なんてこともあるとか。

◆「ありえない離婚騒動」とは

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写真はイメージです(以下同じ)

大阪府に住む川島俊哉さん(仮名・39歳)は、府内の建設会社に勤務している。現在、妻と子供の3人暮らしという川島さんは、今年2月に「ありえない離婚騒動」を経験したという。

「今年2月の中旬頃、僕の会社宛に突然、家庭裁判所から書類が届いたんです。中を確認してみると離婚の調停申立書が入っていて、申立人にはなんと妻の名前が。突然のことで僕だけでなく社内でも大パニックになりましたよ。だって、妻とは一緒に暮らしていたし離婚の『り』の字も今まで出たことがなかったんです。もうびっくりしちゃって、すぐに妻に電話してどういうことなのかと問い詰めました。すると、妻からは驚くような言葉が返ってきたんです」

妻の言葉とは一体、何だったというのか。

「妻いわく、“1か月以上リビングにサインした離婚届を置いていた”と言うんです。そんなこと言われても僕には全く覚えがない。というのも、僕は現場監督という立場上、接待が多くて家ではほとんど夕飯を食べないんです。そのため、以前は深夜3時頃に家に帰り、風呂に直行してそのまま自室で泥酔してしまうという生活だったんです。なので、リビングのテーブルには目もくれずにまったく気づいていませんでした。しかし、そんな僕を見た妻は僕が離婚に応じてくれないと思ったようで……。そこで、裁判所に離婚調停の申立をしたというわけなんです」

◆ワンオペ育児に限界だった?

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にわかに信じられない話だが、その1か月の間、妻の態度で気付かなかったものなのだろうか。

「仕事が忙しすぎて、家で妻と話すことなんかほとんどありませんでした。子供の面倒も任せっきりでワンオペ育児状態だったと思います。僕も息子が産まれたときはサポートしようと努力しました。しかし以前、2人で留守番をしているときに息子が号泣したんです。おむつを変えてもミルクをあげても、いくらあやしても泣き止まないので僕が疲れて寝てしまったんです。それを帰ってきて見た妻は激怒……もう、2度と面倒を見なくていいとまで言われましたね。

他にも、僕は風邪を引きやすい体質なので冬になると息子を近づけたくないらしくって。それもあって、冬はほぼ家庭内別居状態だったんです」

奥さんの真意は分からないが、ワンオペ育児や労いの言葉が一切なかったことが離婚を決意させたのだろうか。川島さん曰く、いくら説得しても奥さんが許してくれる気配はなさそうだったとのこと。そのことから、おとなしく離婚を受け入れるしかないのか……と彼が思い始めたとき、思いも寄らない出来事が起きたそうだ。

◆コロナのおかげで離婚を回避?

「コロナで緊急事態宣言になり、会社がテレワークになったんです。僕は週に1度出社するだけになり、自宅にいる機会が増えました。子供も幼稚園が休みなのでずっと家にいて、子供の面倒を見ながら3食作って家事をこなす妻は本当に大変そうでした。僕もなるべくサポートしようと空き時間に洗濯や掃除をするようになり、妻にダメ出しをされる度に主婦の大変さが身にしみましたね。しかし、それがきっかけで妻との会話が増えていき『もう1度やり直したい』と説得し、どうにか納得してくれた……という感じです。

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妻が言うには離婚に迷いがあったけれど、僕の気持ちを確かめたくて離婚届を置いたそうですが、僕が全然反応しないから『私のことなんてまったく興味がないんだ』と、別れを決意したそうです。今は調停を取り下げてもらい、そこそこ仲良くやっています」

もし、コロナがなかったら離婚していたかも……と川島さんはいう。現在は出社を再開したが、接待や飲み会が減ったことで家に帰る時間も早くなり、育児にも積極的に参加している。コロナによって離婚を阻止できただけでなく、不要不急の飲み会を避けることを意識したり、家族の大切さを実感したとも話す。夫が少し意識を変えるだけで、結婚生活は上手く行くのかもしれない。これからはきっと大丈夫だろう。<取材・文/結城>

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