『最果タヒ展』梅田で開催、HEPに[Alexandros]やリトグリの作詞も担当した現代詩人の言葉が溢れる【コメントあり】

『最果タヒ展』梅田で開催、HEPに[Alexandros]やリトグリの作詞も担当した現代詩人の言葉が溢れる【コメントあり】

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  • 更新日:2023/01/25
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2月2日(木)~28日(日)の期間、梅田のHEP HALL(HEP FIVE 8F)にて現代詩人の最果タヒによる詩の展示『最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。』が開催される。

スマートフォンで詩を書き、現代の感情を繊細かつ鋭く表現する最果タヒ。これまで『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(池松壮亮・石橋静河主演、石井裕也監督、2017年)、[Alexandros]の「ハナウタ」(2018年)、Little Glee Monster「夏になって歌え」(2018年)など、映画、WEB、広告、音楽で新しい詩の運動をまきおこしてきた。そんな最果の詩が至る所に展開された空間を、読者が歩き回って体験するインスタレーション展示『最果タヒ展』が福岡、渋谷、名古屋、心斎橋、仙台での巡回を経て、大阪にバージョンアップして帰ってくる。

同展では、2019年2月に約1ヵ月間で30,000人以上が来場した『氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。―― 最果タヒ 詩の展示』でのインスタレーションを含む新作の「詩の展示」を、新たなタイトルのもとに公開する。

会場には「作品があなたに読まれ、初めて意味を持つものであってほしい」と願う、最果タヒによる「詩になる直前」の言葉たちが溢れる。それらを追いかける体験を通して、自分の心が動く言葉やその瞬間、あるいは目が無意識に読んでいる感覚に気づくような、言葉との新たな出会いが生まれるとする。デザインは、これまで最果の書籍の装幀をはじめ様々な企画でタッグを組んできた佐々木俊が担当した。

同展期間中にHEP FIVE内での3,000円(税込・合算可)以上のレシートでオリジナルミラーのプレゼントや、オリジナル観覧車の運行などのタイアップキャンペーンも実施。詳しくはHPをチェックしてほしい。

最果タヒ メッセージ

言葉は、常に運動をしている。何億人もの人がその言葉を用い、それでいて、それぞれが少しずつ違った意味や印象を、言葉の向こうに見出している。だからこそ言葉は、刻々と変化し、運動を続けている。
わたし一人が、言葉を一方的に、道具として用いることなどできず、常に、言葉が抱える無数の意味や価値の渦に巻き込まれていく。そのコントロールのできなさ、言葉に振り回される瞬間に、わたしは「言葉に書かされている」と感じます。
それは時に、わたしよりも深く「わたし」を捉える言葉となる、わたしを飛び越えた、別の何かへと変貌する言葉となる、それこそが、わたしにとっての「書く喜び」です。言葉がわたしの代弁者として、世界へ出ることなどありません。わたしはいつも置き去りにされ、それこそが痛快であるのです。
知らない自分に、言葉で会うこと。それは、自分の底さえ突き破り、その向こうの、自分ですらないものへと、繋がることだ。
だからこそ言葉は、書かれ、他の誰かに読まれることをじっとじっと待っている。

詩の展示。
言葉が、わたしを飛び越える。
それは、「読む」瞬間もきっと同じです。読むことは、与えられた言葉を受動的に読むのではなく、その言葉を自分だけの言葉へと変容させていく行為だと思う。そのとき、言葉の変化は、読むその人の予想を、そしてその人自身を、時に追い越していくだろう。それは「書かれた言葉」のスピードであると、読み手は思うのかもしれない。けれど、あなたも加速している、あなたの言葉が、加速している。そのスピードを、肌で、気配で、空間として、感じられる場所を、私は「詩の展示」と呼んでいます。

いつまでもわれわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。あなたしか立つことのできない確かな星から、どうか、言葉を見に来てください。

展覧会併設ショップでは新作が加わったオリジナルグッズも用意している。書き下ろしのミニ本『6等星の詩』(非売品、表紙4種類)が付いた特別チケットは、イープラスほかプレイガイドにて販売中。

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