育児放棄されたオオカミの赤ちゃんを育て、完璧な家族の一員となった(ロシア)

育児放棄されたオオカミの赤ちゃんを育て、完璧な家族の一員となった(ロシア)

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  • 更新日:2021/06/10
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ロシアには野生のオオカミが生息している。そしてまた、野生の狼をペットとして都会で飼育している人も存在する。

あるオオカミのメスは人間に飼われていたのだが、飼いきれないという理由で施設に引き取られた。そのメスが子供を産んだのだが、ストレスからか育児放棄してしまった。

施設で生まれ人間に育てられたオオカミの赤ちゃんが野生で生き残ることは不可能だ。そこである女性はオオカミの赤ちゃんを引き取ることを決意した。

オオカミは犬と似ているが野生みが強い。きちんとしつけて飼育していくことは容易ではなかったようだが、今そのオオカミは見事に人間との環境の中で社会性を身に着け、完全に家族の一員となったそうだ。

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生後3日で母親に育児放棄された赤ちゃんオオカミ

オオカミのキラは、きょうだいと共に生後3日目で母親から育児放棄された。

キラの母親は、ある一家に飼われていたが、これ以上世話ができないという理由から動物保護施設に持ち込まれた。

妊娠していたキラの母親は、家族に捨てられてから人間を信用しなくなってしまったそうで、ストレスからか、施設でキラと数匹の赤ちゃんを産んでも育児放棄してしまったという。

そのため、キラやきょうだいたちは生まれてわずか3日目から、施設の人間の手でミルクを与えられ育てられた。もし、このまま野生に放したとしても、狩ることを学んでいないキラは、到底生き延びることなどできないだろう。

そんなキラのことを知ったアリダさんは、キラを飼ってきちんと育てることを決意。施設側の許可を得て、キラが生後28日目の時に自宅へと連れ帰った。

人間の環境で社会性を身に着ける訓練をしたキラ

アリダさんは、犬とは違い、本来野生の獣であるオオカミを躾ていくことは、決して容易ではないことを知っていた。

そこで、多くの情報を集め、オオカミの飼い方や習性を学んだ。

オオカミは、見慣れていないものや新しいものに恐怖を抱くという先天的な恐怖症を持っています。そのためキラが人間と一緒に都会の環境で快適に暮らすために必要なことを学ばせることが重要でした。

キラはとても聡明ですが、頑固でした。決断を下す時には私のことは無視して自分を中心に考える習性がありました。

そんなキラに、私は1から社会性を身につけさせるよう、訓練しました。

多くの犬や人、子供と対面させ、様々なにおいを学ばせ、新しい音を聞き分けることができるよういろんな場所に連れて行きました。

この訓練は、非常に長く時に退屈で、とても困難なものでしたが、キラの成長とともに躾は実を結んでいきました。

今1歳になったキラは、アリダさんの深い愛情と根気強いしつけにより、ペットとして適応できるようになった。

子供に遭遇しても、とても注意深く対応し、もし子供が怖がるようなら決して近付こうとはしないという。

ぐんぐん大きくなっていくキラと一緒に歩いていると、やはりその姿が目立つのか、多くの人から声をかけられるそうだ。

一緒に写真を撮らせてほしいと頼まれることはしょっちゅうです。また、オオカミと暮らすのは危険じゃないのかという質問もよく受けます。

私には7歳の息子がいますが、特に家に小さな子供がいると聞くと心配するのは当然のことでしょう。

キラはとてもフレンドリーなので、出会った人は恐怖心を抱くことは滅多になく、人も普通に接してくれるという。

しかし、ネット上では「野生の捕食動物を飼うなんて愚かだ」という批判の声が、多数アリダさんに寄せられているようだ。

オオカミと一緒に暮らしている私たち家族は、オオカミに対する人々の固定観念を打ち破っているようです。

オオカミをペットとして飼うことは、決して容易ではないですが、だからこそ私もよく調べて飼育を決意しているのです。あのままでは、きっとキラは生き延びることができなかったでしょうから。

アリダさんがシェアしているインスタグラムアカウント『she.s.a.wolf』やTikTokアカウントでは、元気に成長中のキラの日常を垣間見ることができる。

Top image:she.s.a.wolf/Instagram/ written by Scarlet / edited by parumo

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