こだわり素材の「おひるごはん」 夫婦で営む癒やしの喫茶店

こだわり素材の「おひるごはん」 夫婦で営む癒やしの喫茶店

  • 京都新聞
  • 更新日:2021/09/15
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地元のコメや新鮮な卵を使って作る和風の「おひるごはん」。テーマは「昭和のお母ちゃん」だという

夫婦が10年来の夢をかなえた喫茶店は、「『好き』を集めた場所」。京都府南丹市の喫茶「ユメクサ」。言葉通り、料理や調度品など、すべてに思い入れがにじむ。

松本一弥さん(58)と久仁子さん(58)は、福祉の分野で人の支援に長く携わった。喫茶店で味わうコーヒーは、時にストレスもある日々をリセットしてくれた。「癒やしを提供する側に」という思いが募り、早期退職して今年7月に店を開いた。店名には「夢に向かって、道草をしながら歩んでいこう」という思いを込めた。

久仁子さんが作る「おひるごはん」は主に平日が和風で、土曜が洋風。地元産キヌヒカリのおむすびは、もちもちで甘みたっぷり。ふんわりした卵焼きには鶏舎直送の卵を使う。パンは奈良市の名店からクール便で送られ、独特の食感が癖になる。コーヒーは、神戸市の喫茶店が焙煎(ばいせん)した豆をひいて入れる。「妥協せずに、好きなものを集めた」と久仁子さん。コストは掛かるが、期待以上の満足を届けるためだ。

料理は、玄人はだしの一弥さんが手掛けた木製食器などに盛る。一弥さんの作品や丹波の作家の陶器など、手仕事の品々は店内で展示、販売もしている。

おしゃれなだけでなく、遊び心もたっぷり。2階の珈琲(コーヒー)小屋は隠れ家のよう。映画「天空の城ラピュタ」に登場する、食パンに目玉焼きを載せた食べ物をイメージした「天空のラピュタセット」も楽しい。

SNSや口コミで存在を知った人が遠方から訪れる。ご近所さんが顔を見せるのもうれしい。一弥さんは「温かいつながりを生めたら」と話す。久仁子さんは「道草で立ち寄ったこの店で元気を蓄えてほしい」と願う。

「日々、小競り合いがある」という言葉とは裏腹に、息ぴったりの雰囲気が伝わる2人が口をそろえた。「ほんまの夢はこれから」

■喫茶ユメクサ 暮らしの道具店 南丹市八木町諸畑後町78。営業は水~土曜の午前10時半~午後4時半。ランチは午前11時半~午後2時(限定10食、要予約)。臨時の営業と休業がある。070(2233)8080。

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