【マネードクター】FPパートナー・黒木勉社長 「株式上場を機に、総合金融の道を拡大していきたい」

【マネードクター】FPパートナー・黒木勉社長 「株式上場を機に、総合金融の道を拡大していきたい」

  • 財界オンライン
  • 更新日:2023/01/25
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自らの人生は、自らの手で切りひらく─。この人の来し方を見ると、この感を強くする。高校2年時に、トビ職だった父親が仕事中に転落死。母と姉の3人暮らしの中で、大学に進み、アルバイトで学費を稼ぐ。いろいろな職種でアルバイトをし、卒業時には”1200万円の貯金”が出来ていたという。「自分は慎重な性格」という自己分析。大学を卒業して就職する時は、バブル経済が崩壊し始めた時(1992年)。「当時、金融機関で唯一大丈夫と思ったのは信用金庫」ということで、信金大手の朝日信用金庫を選んだ。預金集め、そして融資の残高でもトップに就くなど頭角を現し、1999年大手外資系生保に入社。学生時代のアルバイト稼業で「我慢強く仕事をしてきたこと」が原点になっていると言う。

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〝マネードクター〟として
大手外資系の生命保険会社時代から、抜群の営業成績をあげ、37歳で起業するときには、高額の報酬を提示されて慰留されたが、初志を貫徹。

「ファイナンシャルプランニングを基本にして、お客様に貢献していく」ということで、社名もズバリ、〝FPパートナー〟である。

当初、保険代理店でスタートしたが、多様な選択肢の中で、どの商品が顧客意向に合致しているかなどを相談内容に照らし合わせて提案できるシステムを自力で作り上げているのが同社の強み。

「はい、資産形成を目的とした保険もそうなんですが、どこか1社の生命保険会社の商品だけを売っているのではなく、ほぼ全社、どの商品も扱っています」

投資信託や株式で資産運用したい顧客のために、「自社システムも使いながら、お客様に選んでいただく」という顧客にとって利便性の高い仕組みづくり。

起業した後も、試行錯誤しながら、FPはどうあるべきかを追い求め、2009年FPパートナーの前身となる『あんしんFP』を設立。

当初は保険代理店としての仕事が多かったので、屋号も『保険のビュッフェ』だった。それを2019年10月、『マネードクター』に切り替えた。

「はい、お金のかかりつけ医といった存在で在りたいと(笑)」

本人はユーモアを交えてそう語るが、「ちょっとお金で困ったら、相談できるかかりつけ医で、地元の往診医みたいな形で、自宅まで駆けつけてくれるような存在になりたい」

コロナ禍での業績はどうか?

「2020年の3月と4月に前年の同期に比べて売り上げが下がったのみで、それ以降はずっと前年を上回ってきました。コロナの影響はオンラインFP相談の導入でカバーしました」

2022年11月期も増収増益の見通しだ。

オンラインFP相談もあるが、基本は対面での丁寧できめ細かな対応をしていくこと。

「プライベートバンクみたいな対応とサービスをしようと、資産運用のサロンをイメージした1号店を21年11月にコレド日本橋(東京)に出店しました。マネードクタープレミアというサービス。福岡の繁華街・天神の三越にも出店しました」

22年11月末時点で営業社員数は約2000人。全国132カ所にリアルな拠点を構える。仲間(パートナー)をどんどん増やしていく方針で、「2023年11月期は500人は採用したい」と人の増強を図る。

「全国47都道府県の132カ所の拠点で、1人ひとりのお客様のニーズに寄り添って仕事をしていく。ずっと地域貢献していくために、地元採用に力を入れていきます」

基本的に転勤はなく、地元出身のパートナーが、その顧客にずっと寄り添っていくという生き方・働き方の追及である。

「住宅ローンも上場前から取り扱っておりますし、上場を機に新しい総合金融の部分に打って出たい。それが上場の目的のひとつです」と新しいステージを追い求めていく考え。

自社のシステム作りを担うSE(システムエンジニア)は11人。営業が使いやすいシステムを「日々進化させていきたい」と言う。挑戦は続く。

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