
滋賀県庁
滋賀県は25日、大型の鳥エミューを飼育している大津市内の農場で高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例を確認したと発表した。同市内では19日にも養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認されており、遺伝子検査で確定すれば県内で今年2例目となる。
県によると、25日午前9時半、同農場から県家畜保健衛生所に、エミュー1羽が死んだとの通報があった。衛生所の職員が簡易検査でこのエミューの陽性を確認した。遺伝子検査の結果は26日午前にも判明する見通し。県と国が陽性と確定すれば、同農場のほかのエミュー5羽と、近くの関連農場で同じ管理者が飼育している鶏約40羽を殺処分する。
エミューの農場は、19日に発生が確認された市内の養鶏場から約1キロの距離という。
県は25日夜、対策本部員会議を開き、今後の対応を確認した。三日月大造知事は、確定の場合、感染がこれ以上広がらないよう、徹底した防疫措置によるウイルスの封じ込めや正確な情報提供を指示した。