週刊地震情報 2021.2.21 15日(月)に和歌山で最大震度4 福島県沖地震の余震は落ち着く

週刊地震情報 2021.2.21 15日(月)に和歌山で最大震度4 福島県沖地震の余震は落ち着く

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  • 更新日:2021/02/21
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2021/02/21 10:22 ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は福島県沖の地震の影響があった前週ほどではないものの多い水準で、震度3以上の地震は8回発生しています。(2月15日~21日10時の集計)

国内:和歌山県北部の地震で最大震度4

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和歌山県北部の地震

15日(月)13時28分頃、和歌山県北部を震源とするマグニチュード4.0、深さ4kmと推定される地震が発生しました。この地震で和歌山市で最大震度4、大阪府岬町で震度3を観測しています。

和歌山県北部を震源とする震度4以上の地震は2013年6月以来、8年ぶりです。地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、やや横ずれの成分が大きくなっています。

和歌山県北部は知られている活断層はないものの、フィリピン海プレートの沈み込む角度の違いや地質の影響などで、地震活動が活発な地域です。マグニチュード5前後が頻繁に発生し、今回の地震のように震源の深さが10km未満と非常に浅いため、揺れが大きくなることがあります。最近では2011年7月に今回の震源よりも少し南でマグニチュード5.5の地震が発生し、最大震度は5強を観測しました。

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2011年以降のM7以上の地震

国内:福島県沖の地震の余震は順調に減少

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福島県沖の震度1以上の地震回数

13日(土)に福島県沖で発生したマグニチュード7.3、最大震度6強の地震による余震活動は順調に減少しています。18日(木)24時までに震度1以上の地震は77回、震度3以上は5回発生しました。地震が多かったのは15日(月)までで、16日(火)以降は震度1以上の地震が5回以下と落ち着いた状況です。

最も規模が大きい余震は15日(月)21時26分に発生したマグニチュード5.5で、そのほかにマグニチュード5以上の地震は2回発生しました。余震活動が落ち着いているとはいえ、マグニチュード4以上の地震は19日(金)や20日(土)にも発生しており、震度3程度の地震が起きる可能性はまだ大きい状況です。

また、政府の地震調査研究推進本部は、日本海溝沿いにおいて今回の福島県と同様の「沈み込んだプレート内の地震」や「ひとまわり小さいプレート間地震」と呼ばれるタイプの地震の発生を想定しています。マグニチュード7~7.5程度の地震が今後30年間で発生する確率は26%以上と高く、今回と同レベルの地震はいつ来てもおかしくないと考え、準備をしておくのが安心です。

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異常震域とは?

世界:南太平洋バヌアツの沖でM6.2

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世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しています。最も大きなものは、バヌアツの沖で発生したマグニチュード6.2の地震です。

日本時間の16日(火)に南太平洋バヌアツの沖でマグニチュード6.2の地震が発生しました。深さが約6kmと非常に浅かったものの、島々では強い揺れはなく、被害にはつながっていません。

バヌアツ周辺はオーストラリアプレートと太平洋プレートの境界で地震の多い領域です。同じ境界では10日(水)にマグニチュード7.7の大きな地震があり、バヌアツで津波を観測しました。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸をもつ逆断層型と解析されています。

また、規模は少し小さいものの、18日(木)にイランの南西部でマグニチュード5.6の地震が発生しました。こちらは陸域の地震だったため、震源周辺では強い揺れに見舞われ、負傷者が報告されています。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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