歌舞伎俳優・中村壱太郎さんが今こそ本気で伝えたい、日本の伝統文化を守るためにできること【サステナブルチャレンジ】

歌舞伎俳優・中村壱太郎さんが今こそ本気で伝えたい、日本の伝統文化を守るためにできること【サステナブルチャレンジ】

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  • 更新日:2021/02/22
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オズモールとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? 今回は、コロナの影響を受けながらも、オンライン公演やYouTube配信などさまざまな発信をしている若手歌舞伎俳優・中村壱太郎さんに、世界に誇る日本の伝統文化を守るためにできることについて教えていただきました。まずは「魅力を知ってもらいたい」と話す、壱太郎さん。ぜひできることから始めてみて。

今回のサステナブルチャレンジは“日本文化について知り、触れてみること”

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大打撃を受けているエンタメ業界。

そんななか、日本の文化を守ろうとYouTubeを開設したり、歌舞伎公演をオンラインで配信するなど、精力的に活動している若手歌舞伎俳優・中村壱太郎さんに、世界に誇る日本の伝統文化を守るためにできることについて教えてもらいました。

すぐできるサステナブルチャレンジのひとつ目は、「日本文化について知ること」。まずは「魅力を知ってもらいたい」と話す、壱太郎さん。

幼い頃から歌舞伎の舞台に立つ壱太郎さんは、学生時代の自身の経験から、歌舞伎をはじめ日本文化を次の世代に継承するためには、若い世代の人たちにも知ってもらうことが必要だと考えるようになったのだそう。

「僕は身近に歌舞伎がありましたが、普通に生活をしていると、歌舞伎や能楽、文楽など日本の伝統的な文化に触れる機会って少ないですよね。僕は、この文化を守り、発展させていくために必要なのは、若い世代の方たちに知ってもらったり、興味を持ってもらうことが大切だと考えています」と壱太郎さん。

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「少しでも日本の伝統文化を身近に感じてもらえるように、こうした取材も含めて、自分からその魅力を発信することを心がけています。高校や大学で講演を行ったり、古典の授業を受け持たせていただいたこともありますよ。

古典の授業では、高校生と一緒に古典作品を読みながら、年齢が近い登場人物に気持ちを寄せてもらうことをしてみたりと、今の子たちにどう伝えたらリアルな魅力が伝わるか、を常に考え発信したいと思っています」。

確かに、自分だったら…と登場人物の気持ちを想像しながら古典作品を読むと、グッと身近に感じられそう。

舞台のように、直接触れ合うことで生まれるライブ感を大切にしていて、最近はInstagramのライブ配信や、zoomを活用したワークショップも行うなど、より身近に感じてもらえるような取り組みもしているのだそう。

すぐできるサステナブルチャレンジのふたつ目は、「日本文化に触れてみること」。そのために、壱太郎さんは「日本文化に触れる機会を作ること」も大切にしているのだそう。

昨年は、新型コロナウイルスの影響を受けて多くの劇場公演が中止されるなか、“新しい形で舞台を届けたい”との思いから、歌舞伎俳優の尾上右近さんらと一緒にオンライン限定公演「中村壱太郎×尾上右近 ART歌舞伎」を配信。美しくも新しい歌舞伎の世界観に、既存の歌舞伎ファンはもちろん、歌舞伎になじみのない若い世代も魅了された。

また、昨年5月にはYouTubeチャンネル『かずたろう歌舞伎クリエイション』も開設。
「実は、YouTubeはART歌舞伎をきっかけに開設したんです。初めての有料配信でしたから、その前に少しでも歌舞伎っていいな、実際に観てみたいと感じていただけたらという思いではじめました」。

YouTubeチャンネルでは、ひとりで身支度を整える「ひとりで拵え~化粧編」、「ひとりで拵え~衣裳・床山編」が4万回以上再生されたほか、普段は目にすることができない舞台の裏側の様子や、創作舞踊などが公開されている。

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ART歌舞伎では、和傘や刀、提灯など、舞台の小道具に携わる伝統工芸の職人さんたちにも思いを寄せたという。

「あるとき、コロナ禍を受けて伝統工芸の職人が減っているというニュースを見て驚きました。歌舞伎の舞台では数多くの伝統工芸品が使われているのですが、その一つひとつを職人さんが作ってくださっています。それも、ほとんどの小道具は分業制で、和傘ひとつとっても、骨を組む人、紙を貼る人、色を塗る人…とたくさんの職人さんが関わっているので、誰かひとりが欠けても完成しないんですね。

なんでも簡単に作れたり買えたり、便利な世の中ではありますが、簡単には真似のできない繊細で美しい職人さんたちの技術も守っていきたいと思っています。

自分にとって本当に大切なものはなんだろうと考えたとき、そういった日本の伝統文化の魅力を、歌舞伎という古典芸能を通して改めて伝えたいと思いました」

歌舞伎を通して、職人や建物などにも注目してほしい。壱太郎さんが考えるサステナブルチャレンジ

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自身が生活のなかで意識しているサステナブルな習慣について伺うと、もともとモノに対する愛着が深い壱太郎さんは、普段から“捨てられない”タイプなのだとか。

「食材も無駄にしたくないので、例えば大根やかぶらは皮もすべて食べきります。洋服も穴が開くまでは捨てないかな(笑)。洋服を買うよりも、歌舞伎の衣裳を作りたいと思ってしまうんです。洋服よりはるかに高価ですが、やはり自分で作った着物を着て立つ舞台は思い入れが深くなりますし、染めや刺繍など、一枚の着物に関わる多くの職人さんたちと交流する機会にもなります」

職人さんがいなければ、歌舞伎の舞台もできなくなる。歌舞伎が大好きだからこそ、未来にも伝えたい、そのためにもっと多くの人に観てもらいたいと話す壱太郎さん。

「僕が出演している京都・南座の公式キャラクター“みなみーな”は、日本の伝統文化である提灯がモチーフ。最近人気のアニメでは今ではほとんどいなくなってしまった、刀鍛冶の仕事が取り上げられています。いろんなきっかけから日本の文化を知ったり、興味を持ってもらえたらうれしいですね」

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壱太郎さんが出演している京都の南座は、約400年前に歌舞伎小屋として誕生したとされる、日本最古の歴史を誇る劇場。

2016年に大規模な耐震改修工事が行われたが、国の登録有形文化財にも指定されている建物を可能な限り保存・修復して使われている。

東京の歌舞伎座でも、舞台を張り替えた際に出た古いヒノキの板を使ってハンガーを作るなど、サステナブルな活動に取り組んでいる。

こちらもチェック!今後の活動にも注目

三月花形歌舞伎では、若手歌舞伎俳優が大活躍!

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2021年3月6日(土)~21日(日)まで京都・南座では中村壱太郎さん、尾上右近さん、中村米吉さん、中村橋之助さんの4名が、古典作品『義経千本桜』に挑戦。

若手俳優が中心の舞台は例がないほか、1幕目には舞台の解説を行う演目『歌舞伎の魅力』が上演されるなど、新しい形の歌舞伎に注目が集まる。

「ダブルキャスト制を取り入れたこと、Aプロ・Bプロと2つのプログラムに分け、さらに奇数日・偶数日で配役を変えて4人が源義経を演じることにも注目していただけたら嬉しいです。初めて歌舞伎をご覧になる方にも楽しんでいただけると思います」。(壱太郎さん)

サイン入り写真&みなみーなクリアファイルを計2名様にプレゼント

今回の取材を記念して、中村壱太郎さんから素敵なプレゼント。サイン入り写真+京都・南座の公式キャラクター“みなみーな”のクリアファイルがセットになって計2名様に当たる! OZmall公式Twitter&Instagram限定で募集告知をするから、情報公開をお楽しみに。

▼プレゼント内容
<セット内容>
・中村壱太郎さんのサイン入り写真1枚
・京都・南座の公式キャラクター“みなみーな”のクリアファイル1枚

▼公式Twitter&Instagramはこちらからチェック
・OZmall公式Twitter
・OZmall公式Instagram

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