あの衝撃からまもなく2年...今も謎に包まれた、女優・竹内結子さんが自ら死を選んだ「深層」

あの衝撃からまもなく2年...今も謎に包まれた、女優・竹内結子さんが自ら死を選んだ「深層」

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2022/09/23
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今年9月27日、三回忌を迎える。前編記事『女優・竹内結子さん まもなく三回忌で見えてきた…彼女が落ちてしまった「死へと至る道」』から引き続き、40歳で自ら命を絶った女優・竹内結子さんの死の「深層」に迫る。

揺らいでいた「居場所」

なにより、竹内結子さん(享年40)にとって、女優は単なる職業ではなかった。

それは生い立ちに由来する。

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「3人姉妹の末っ子だった竹内さんは複雑な家庭環境で育ちました。中学生のときに両親が離婚。ただしその後も父親と母親は同居を続けるんです。

ところが、中学2年のときに母親ががんで亡くなります。その翌年に父親は3人の男の子を持つ女性と再婚。連れ子の自分は父親にとって邪魔者だと考えてしまったのだと思いますが、竹内さんは母方の祖母の家で過ごすことが多かったそうです」(竹内家の知人)

高校入学直前に原宿でスカウトされ、「家にはもう戻らない」という強い決意を持って、竹内さんは16歳でデビューした。

女優の仕事は彼女にとって「居場所」だった。それが揺らいでしまうことが本人にとってどれほど恐ろしいことなのか、他人には分からない。

さらに、竹内さんを知る別の芸能関係者は「私生活でも深い悩みがあったのではないか」と語る。

「3人一緒になればこれから楽しくなるね」

'05年6月に竹内さんは映画で共演した中村獅童(49歳)と結婚し、11月には長男が誕生した。

ところが、獅童の不倫騒動もあり、'08年に二人は離婚。長男の親権は竹内さんが手にいれた。

以来、女優業と両立して10年以上もシングルマザーとして育児に奮闘してきた。竹内さんは教育熱心で、長男は難関私立中学に入学したと報じられている。

そして、'19年2月に中林氏と再婚。当時、竹内さんは長男が後押ししてくれたことを、発表したコメントで明かしている。

《将来を話し合う中で、『3人一緒になればこれから楽しくなるね』と息子が背中を押してくれたこともあり、このような運びとなりました》

翌年1月には待望の第2子を出産。中林氏に女性関係の噂はまったくなく、円満な家だった。

「それでも女優業と並行して、コロナ禍で男の子二人の子育ては苦労が多いでしょう。そんな忙しい生活の中で、竹内さん自身の体調にも不安があったと聞いています。もちろん中林さんの支えがあったと思いますが、彼女はどんなときも『大丈夫、大丈夫』と言って、一人で耐えてしまうタイプなんですよ」(同前)

「人気」が出るほど、「精神的孤独」は強くなる

深い悩みをいくつも笑顔の下に隠しながら、女優を続けてきたのだろう。

そして、そんな錯綜した苦悩の総量が一線を越えた瞬間、死の誘惑に飲み込まれてしまったのか。彼女の母親は39歳で亡くなっている。

芸能人のカウンセリングも行っている明星大学心理学部准教授で臨床心理士の藤井靖氏が言う。

「芸能人は自分の仕事を手伝ってもらう、代わりにやってもらうということができません。そのため上司や同僚、先輩、後輩といった関係性も芸能界は特殊で一般社会とは違います。人気が出るほど、精神的孤独は強くなり、不安と向き合っていかなければなりません。

また思春期に家族に対して、自分自身を取り繕って過ごしていたら、大人になると、意図していなくても自分をさらけ出せない状態がさらに強くなります。そして、そういう自分に気が付くことも難しいんです。竹内さんもそうだったのかもしれません」

だが、一家団欒の直後に自死するという状況には今でも不可解さが残る。

夜、一人きりになって

藤井氏はこう語る。

「生きることと、死ぬことの両方が頭の中にある状態で、毎日生活していたと考えられます。そのうえで、いくつかの要素が重なると突発的に自殺を遂げてしまうケースがあります。

例えば、夜に一人きりになり、アルコールが入っていた状態で、さらに身体的疲労が蓄積し、プレッシャーのかかる仕事を抱えていた場合は危険な状況です」

中林氏と二人の子供たちは今、関東近郊にある一軒家で3人暮らしをしているという。中林氏は趣味であるサーフィンを近くの海岸で長男と楽しむこともあるそうだ。

「実父である中村獅童が長男を引き取る意向があることを中林氏の所属事務所に伝えています。しかし、中林氏側は応じるつもりはないそうです。

それは歌舞伎の道ではなく、自由に歩んでほしいと親権を主張した竹内さんの意思を今も尊重しているからでしょう」(スポーツ紙芸能デスク)

義父が語った家族のこと

本誌は奈良県にある中林氏の実家を訪ねた。竹内さんの義父であるBさんは会社を経営し、現在は中林氏の兄に社長の座を譲っている。

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Bさんは穏やかな口調でこう答えた。

「(中林氏の家族たちは)元気でやっていますから。お墓はもちろんちゃんとしますよ。準備しています。今は子供のほうが大事ですよ」

もう会うことはできない。

だが、竹内さんは安らかに家族を見守っていることだろう。

あの明るい笑顔は作品とともに私たちの心に残り続ける。

「週刊現代」2022年9月3・10日号より

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