サッカー日本代表「選手査定」2021年10月「サウジアラビア代表&オーストラリア代表」戦(2)A代表「初スタメン&初ゴール」田中碧の評価は?【図表】

サッカー日本代表「選手査定」2021年10月「サウジアラビア代表&オーストラリア代表」戦(2)A代表「初スタメン&初ゴール」田中碧の評価は?【図表】

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  • 更新日:2021/10/15
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田中碧 撮影/渡辺浩樹(SONYα9Ⅱ使用)

10月8日と同12日にFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選グループB第3節と第4節が行われた。日本代表は第3節のサウジアラビア代表戦で0−1の敗戦、第4節のオーストラリア代表戦は2−1の勝利を収め1勝1敗で10月シリーズを終えた。今回の2試合で評価を上げた選手、そうでなかった選手がいる。この2試合に出場した選手を5段階で評価した。※(1)はGK〜DF、(2)はMF〜FW・監督

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■評価を落としたのはやはり…

サウジアラビア戦はボランチ、オーストラリア戦はアンカーでプレーした遠藤航の評価はA。オーストラリア戦では前線からのプレスで相手陣内でボールを奪い、チャンスを作ったシーンなどもあった。やはりこの男なしでは日本代表は考えられない。

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遠藤航 2021年10月7日 提供/JFA

オーストラリア戦での唯一の失点は、守田英正のファールで取られたFKだった。しかし、あの場面は守田を責めることはできない。むしろ危険を察知し、よく対応したと言うべきだろう。ファウルは反則ではあるが、危険承知でスライディングに行った守田も評価したい。

この2試合で評価を落としたのは、残念ながら柴崎岳だ。最低のC-となった。サウジアラビア戦では失点に直接つながるパスミス。それだけではなく、9月の代表シリーズからの不調は続いていた。もう柴崎ではなく、A代表初スタメンでゴールを決めた田中碧との世代交代の時期なのかもしれない。

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柴崎岳 2021年10月6日 サッカー日本代表練習風景 サウジアラビア ジッダ 提供/JFA

■2列目でC評価となったのは?

原口元気鎌田大地がC評価。原口はサウジアラビア戦で途中出場、オーストラリア戦の出番はなかった。途中出場で出たからにはゴールに絡むプレーを期待していたが、期待外れとなった。

鎌田も9月の代表戦からの不調が続き、本来の輝きを取り戻せていない。所属するフランクフルトでも昨季の活躍から一転、今季はまだゴールもアシストもない。なんとかこのスランプを脱し、活躍を見せたいところだ。

■2列目のB評価は3人

2列目でB評価となったのは南野拓実古橋亨梧浅野拓磨の3人だ。南野はこの2試合でゴールがなかったものの、前線からのプレスで日本に貢献。オーストラリア戦では田中のゴールをアシストした。

古橋は途中出場で日本の攻撃を活性化。ゴールかアシストがあれば、A評価となっただろう。浅野はサウジアラビア戦でスタメン入り。チームに貢献できたとは言い難い。しかし、オーストラリア戦では相手のオウンゴールを誘発。パスの精度や強度などが上がれば、A評価となったはずだ。

■スピードスターは圧倒的存在感

サウジアラビア戦は出場停止だった伊東純也は、オーストラリア戦でフル出場。右サイドで果敢に仕掛け、相手の嫌なところばかりをついた。マッチアップしたアジズ・ベヒッチは伊東に苦戦。持ち味のスピードでドリブル突破を試みると、ファウルを誘発。ベヒッチは警告を受けた。サイドでの伊東の貢献度は高かったと言える。

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伊東純也 撮影:中地拓也

■FW陣の評価は?

ゴールのなかった大迫勇也はB評価となった。森保監督から全幅の信頼を寄せられるセンターフォワードはノーゴール。それでも、ターゲットとなりポストプレーなどで日本の攻撃を活性化。オーストラリア戦では負傷交代となり、大迫不在時はターゲットマンがおらず、縦パスが少なかった印象だ。

オナイウ阿道はサウジアラビア戦で途中出場。中々ボールが入らず、期待通りのプレーを見ることができなかった。オーストラリア戦では出番なし。代表ではさらなるアピールが必要となるだろう。

■最高評価は?

最高評価のA +となったのは、オーストラリア戦でA代表初スタメン、初ゴールを決めた田中碧だ。サウジアラビア戦では出番のなかった田中だが、柴崎がミスしたことにより田中をスタメンに推す声が強くなった。そして、森保監督は4−3−3のフォーメーションを採用し田中をスタメンに抜擢。田中は初ゴールを記録し、日本を救ってスタメン起用に応えた。

田中はアジア最終予選初出場、代表初スタメンで初ゴール。苦戦する日本を救う大活躍。ゴールのみならず、持ち味のパスセンスと好守でチームに貢献した。遠藤や守田との連係は問題なし。田中は今回の代表戦で柴崎に代わる新たなボランチ候補として、名乗りを挙げたのかもしれない。

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ゴール後に喜び合う田中碧と酒井宏樹 撮影:原悦生(SONY α9Ⅱ使用)

■監督の評価は?

森保監督はサウジアラビアに0−1の敗戦を喫したことにより、オーストラリア戦での結果次第では解任となる可能性もあった。オマーン戦に続きサウジアラビア にも敗戦したことにより、森保監督に対する風当たりは強くなった。

そんな中で迎えたオーストラリア戦で森保監督はシステム変更。フォーメーションはアンカーを置く4−3−3を採用した。スタメンに抜擢した田中、そして途中出場の浅野がゴールに絡むなどオーストラリア戦での戦術は的中。首の皮一枚つながった状況だ。評価はB -となった。ただ、立場が厳しいことは確か、これ以上の負けは許されない。

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森保一監督 撮影:原悦生(SONY α9Ⅱ使用)

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