
海苔の粉末が練り込まれた絶品麺に注目!

今回ご紹介するのは、宮城県・東松島の知る人ぞ知る絶品麺「のりうどん」。海苔が一面にプリントされたユニークのパッケージが目を惹きます。
中身を見てみると、まるでお蕎麦のような色合いにびっくり! こちら、なんと麺に海苔の粉末が練りこまれたうどんなんです。
海苔の風味を活かす……「のりうどん」開発ストーリー
海産物の宝庫として広く知られる東松島。中でも海苔は風味や味、食感ともに質が良く、都内でも多くの寿司職人が指名買いをしているそうです。
この「のりうどん」は、海苔漁師を営んでいる相澤太さんが丹精込めて育てた海苔の粉末がたっぷりと練り込まれています。一食分に、なんと全型の海苔が2枚分も練り込まれているんだとか。宮城県東松島市で元力士が営むちゃんこ屋さん「萩乃井」の会長・大森宣勝さんにより考案され、相澤さんの父・勝利さんと二人三脚で作り上げられました。
数々のテレビ番組で紹介されたことがあるほか、東日本大震災の復興支援をきっかけに、人気お笑いコンビとのコラボパッケージも販売するなど、地元を超えて注目されています。
(※コラボパッケージは現在販売終了しています)

「のりうどん」を製品化にするにあたり、大切にしたのが「海苔の風味を活かすこと」。海苔を練り込む量や麺の太さなど、細部にわたり納得のいくまで試作を重ねて出来上がったそうです。
なるほど、乾麺のままでも海苔の香りをふんわりと感じ、よく見ると麺には海苔がたっぷりと練り込まれているのがわかります。
おすすめの食べ方「のりざるうどん」にトライ!

パッケージの裏面には海苔の説明や、詳しい調理方法が記載されています。ここでは冷たい水で締めて食べる「ざるのりうどん」がおすすめされていたので、さっそく試してみました!

茹で方は一般的なお蕎麦やうどんの乾麺と同じように、たっぷりのお湯を沸かし、固まらないように箸でかき混ぜながら茹でていきます。このとき、キッチンに海苔の良い香りが充満! これから食べる「ざるのりうどん」への期待値が高まります。
約8分後、茹で上がったら手早く冷水でもみ洗いして、ざるに盛り付けます。

盛り付けた様子はまるでお蕎麦のようですが、海苔の良い香りが広がり、食欲をそそります。盛り付け写真の撮影もそこそこに、我慢できずに一すすり。……これは美味しい!!
冷水で締めたことでキュッとした麺は歯ごたえが増し、つるんとしたのど越しがたまりません。そして、麺を噛むと口の中に海苔の風味が広がり、箸が止まらなくなってしまいます。

刻みのりをトッピングして「海苔マシ」の「ざるのりうどん」にアレンジしてみましたが、海苔の風味をガツンと感じる、海苔好きにはたまらない美味しさに。海苔の旨みを直球で感じられ、やみつきになってしまいそうです……!

薬味はネギや生姜、わさびなどでシンプルにいただくのがおすすめです。
一袋200gと、2人でしっかりと食べられるぐらいの量が入っています。
現地でも、お取り寄せでも

「のりうどん」はお取り寄せもできるほか、東松島の「ちゃんこ萩乃井」をはじめ、市内の数店舗でさまざまな「のりうどん」のメニューが提供されています。地元の特産品として多くの場所で味わうこともできるのは嬉しいですね。
コロナ禍でなかなか遠出は難しいですが、お近くまでお出かけの際は営業時間などを確認のうえ、立ち寄ってみてくださいね。
お取り寄せもでき、ご自宅用のストックにはもちろん、麺好き・海苔好きの方への贈り物にもぴったりです。リピート必至の絶品麺「のりうどん」、ぜひお試しください!
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バイヤー/管理栄養士/㈱ぐるなび 松田智華