大阪桐蔭・前田主将連覇へ「返還した優勝旗を持って帰りたい」

大阪桐蔭・前田主将連覇へ「返還した優勝旗を持って帰りたい」

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2023/03/20

◇第95回選抜高校野球大会第1日 開会式(2023年3月18日 甲子園)

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優勝旗を返還する大阪桐蔭・前田(撮影・須田 麻祐子)

4年ぶりに出場全36校の全員が参加して行われた開会式。予定より1時間半、開始が遅れたが、観客が見つめる中で球児たちは堂々と歩みを進めた。大阪桐蔭の最速148キロ左腕、前田悠伍主将(3年)は、自身3度目の甲子園で初めての入場行進に心を震わせた。

昨春は初日出場6校だけが参加し昨夏も各校主将だけの行進だった。今春は前回優勝校の主将として先頭を行進。「行進は初めて。凄くいい思い出になりました。前に誰もいないので自分たちが一番見られている中で堂々と行進できた」。聖地を力強く踏みしめ、雰囲気もかみしめた。

WBCでの日本の躍進に沸く中での開幕。侍ジャパンもかつては甲子園を目指した球児たちだ。前田もこれに続こうという思いは強い。開会式での日本高野連・宝馨会長の「さあ高校野球の番です。みなさんの出番です」という励ましの言葉にも胸を躍らせた。

声出し応援もブラスバンドの音も戻った。これぞ本来の甲子園の姿。「応援してもらえるのは力になる。新曲もあると聞いているので楽しみ」と前田。初戦は大会第3日の敦賀気比(福井)戦。「返還した優勝旗を持って帰りたい」。史上初となる2度目の春連覇をにらんだ。(鈴木 光)

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