移住経験者がアドバイス!子供の教育や進学を踏まえた住まい選び3つのポイント

移住経験者がアドバイス!子供の教育や進学を踏まえた住まい選び3つのポイント

  • @DIME
  • 更新日:2021/02/21
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仕事、地域、住居選びは、地方移住計画の核ともいえる3大要素。そこで地方移住経験者でもあるファイナンシャルプランナーに直撃。地方移住で得するテクニックを伝授する。

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FP事務所f-design
代表  清水 斐さん

子供の教育・進学などをふまえた 長期的な視点が地域選びのポイント

旅行で何度も訪れた地域であっても、実際に住むと想像と違ったというケースはよくある。もうひとつ地域選びの理由として顕著なのが子育てだ。自然が豊かな環境で子供をのびのびと育たいという希望は、果たして正解か?

「地域によって差はありますが、地方で待機児童が問題になることは、ほぼありません。東京在住時のように子供が産まれる前から保育園を探さすといった心配から、少なからず解放されるでしょう。

ただし、気をつけておきたいのは、のどかな場所にもそれ相応の苦労があるということです。当然のことながら、地方は東京のように公共交通機関が発達していません。移り住む場所によっては、通学や習い事などのために、子供をクルマで送り迎えすることも必要です。私が移住した長野県では、特に冬になると送り迎えをしている父兄をよく見かけます。

教育費の問題もあります。都内に住んでいる場合、幼稚園から大学までにかかる教育費は平均1500万円とされますが、地方から東京の大学へ進学してひとり暮らしをするとなると、500万円ほどを上乗せしてマネープランを組み直すことになります」

テレワークを前提に東京と地方を往来する二地域居住を選んだ場合は、交通費も無視できない。例えば、移住者に人気の長野県佐久市に二地域居住すると、最寄り駅の佐久平駅から東京駅間の新幹線定期代は年間約154万円。通勤手当や自治体が実施する最大30万円の新幹線通勤補助を適用したとしても、出費額は膨大だ。

「それから地方はクルマ社会ですから、飲み会に出かけた時はタクシーや運転代行などを使うことになります。東京在住時に比べて飲み会の頻度は減るでしょうから、お酒を飲む習慣がない、あるいはお酒の場が苦手な人にとっては大きなメリット。地方移住はナイトライフの楽しみ方も変えます。生活の変化を少なくする意味でも、最初から自然豊かな山奥へ移住するのではなく、地方都市へ移り住んでから次に住む場所を探すといった方法を検討してください」

地域選びの3つのポイント

【1】保育所探しのハードルは低くなり、共働きがしやすくなる

【2】交通費の増加や子供の送り迎えを覚悟すべし

【3】習い事や大学進学など子供の教育を見据えて移住するべし

地域選びで得をする自治体制度の実例

暮らしにかかわる支援制度で目立つのは子育て関連。特定不妊治療や一般不妊治療の経済負担を軽減する制度も多い。

子育て支援

●千葉県栄町
町外からの新規転入世帯は中学生以下の子供1人につき10万円支給

●栃木県下野市
東京圏から新規転入し、市内の新築住宅を取得した場合
補助金40万円交付、中学生以下の子供1人につき10万円加算

●北海道足寄町
小学校、中学校、足寄高校に在籍する児童生徒の学校給食費相当額を全額補助

●秋田県小坂町
町内に住所を有する場合、0歳~高校生世代、妊産婦などの医療費を全額助成

結婚・新婚

●北海道厚岸町
地元業者を利用して町内で行なう場合、結婚披露宴などの経費を20%補助

祝い金

●京都府南丹市
出産時に市の区域に居住している場合
出生児1人につき第1子は5万円、第2子は10万円、第3子以降は20万円を支給

●山口県萩市
市内に居住世帯の子供(20歳以下)が世界大学ランキング50位以内の大学へ進学した場合
奨学金最大550万円を給付

通学・通勤費補助

●群馬県安中市
通学距離が4kmを超える学校児童または通学距離が6kmを超える中学校生徒がいる場合
通学費の一部として年額1万5400円補助

●広島県福山市
福山市内から新幹線または高速バスで通学する大学生がいる場合
通学費の一部として上限50万円補助

●埼玉県秩父市
市内への新規転入者が生活用または通勤用に軽自動車を購入する場合、最大30万円を助成

※掲載した制度は2020年8月現在のものです。適用条件などの詳細は各市町村の担当窓口にご確認ください。

東京都から神奈川県箱根町へ移住した先輩移住者のホンネ

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箱根マウンテンリッパー主宰
鈴木教仁さん/恵美さん

慣れ親しんだ生まれ故郷だから新生活の不安もありません

結婚を機に地方移住を決めました。いろいろな地域を検討しましたが、「土地勘のある町のほうが安心だろう」と思い立ち、最終的に私(教仁さん)の生まれ故郷である箱根町仙石原へUターンしました。学生時代からの友人がたくさん住んでいるので、地域で孤立することはありません。むしろ、マウンテンバイクのトレイルガイドや食育やヨガに関するイベントを主催した際は、友人たちが積極的に協力してくれますので、非常に助かっています。

取材・文/渡辺和博、廣田俊介

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