◇セ・リーグ 巨人7―6中日(2022年5月14日 東京ドーム)

<巨・中>試合に勝利し、観客の拍手に帽子をとって応える原監督(撮影・河野 光希)
巨人が最大5点差をハネ返した。「5番・一塁」で先発出場した中田翔内野手(33)による今季2本目となる満塁弾で中日に逆転勝ち。今月初の3連勝で5カードぶりとなる勝ち越しを決めた。
9回2死満塁からデラロサがボークで1点を失うなど最後はしびれる場面をしのいでの5点差からの逆転勝利となったが、原監督は「最後“も”しびれたようなね。非常に厳しい戦いだったと思いますね」と試合を評した。
5点を奪い逆転した7回に逆転満塁弾を放った中田について「もうね、まあ起死回生でしょうね」と話した。直前で岡本和が申告敬遠などいろいろな思いを持って打席に入っての2戦連発。本来の中田翔に戻りつつあるといっていいか問われた指揮官は「まあ、僕は本来の姿というのがよく分からないんでね。日々、挑戦しながら、まあ結果も少しずつ出てきているという点において、非常に良かったと思いますね」と原監督らしい言葉で中田のカムバックを称えた。