家族を救うべく少年が化け物に立ち向かうNetflixのスペイン発ホラー映画「荒れ野」

家族を救うべく少年が化け物に立ち向かうNetflixのスペイン発ホラー映画「荒れ野」

  • @DIME
  • 更新日:2022/01/14
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19世紀スペインの過酷な環境を生きる少年が、母親を守るため短期間で逞しく成長していく。

2022年1月6日よりNetflixで独占配信中の『荒れ野』は、スペインで製作されたホラー映画。

主演は『The Bride (英題)』のインマ・クエスタ、ロベルト・アラモ、『ペイン・アンド・グローリー』のアシエル・フローレス出演。

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あらすじ

19世紀スペイン。戦争に疲弊した民の一部は、社会と断絶する道を選んだ。

ある嵐の夜、人里離れた場所で隠遁生活を送る一家のもとに、恐ろしい化け物が現れる。

殺害された男性の遺族に訃報を知らせ遺体を渡すため、父親サルバドールは馬に乗って旅に出る。

気の弱いところがある少年ディエゴは、残された母親を守るために得体の知れない化け物に立ち向かうことになる。

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見どころ

少年が主人公なので、単なるホラーではなく成長物語や冒険譚的な側面もある本作。

冒頭では、ウサギを屠殺する勇気をどうしても持つことができずに、うっかり逃がしてしまうシーンがある。

自分の軟弱さが原因で貴重な食料を失い、荒野に呆然と立ち尽くす幼いディエゴの後ろ姿が映し出されるシーンは、19世紀を生きていた人々の厳しい生活環境を物語っている。

作中に出てくる手遊び歌の歌詞も現代人からすると残酷すぎるのだが、死と暴力が19世紀の人々にとっては“日常”だったことを匂わせている。

19世紀の社会においては幼い子どもであっても貴重な労働力・即戦力であり、早い段階で成熟して大人になることを期待されていた。

本作に描かれている状況が現代の基準では不適切であっても、過酷な環境下においては、少年でも強くならざるを得なかったのだろう。

ひとりの男性として、精神的にも肉体的にも逞しく成長していくディエゴの姿に胸を打たれる。

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Netflix映画『荒れ野』
独占配信中

文/吉野潤子

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